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平成21年第7回たつの市議会定例会(第2日12月17日)

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  1. たつの市議会 2009-12-17
    平成21年第7回たつの市議会定例会(第2日12月17日)


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    平成21年第7回たつの市議会定例会(第2日12月17日)         平成21年第7回たつの市議会定例会議事日程(第2日)                      平成21年12月17日(木)午前10時開議 1 開議宣告   日程第1 一般質問        発言順位及び発言者         @ 27番  島 俊 一 議員         A 24番 楠   明 廣 議員         B 18番 井 上   仁 議員         C 3番 山 本 修 三 議員         D 2番 森 本 重 宣 議員         E 5番 沖 田 宏 一 議員 2 散会宣告            会議に出席した議員   1番 栗 本 一 水       2番 森 本 重 宣   3番 山 本 修 三       4番 武 内 純 一
      5番 沖 田 宏 一       6番 三 木 茂 毅   7番 永 富   靖       8番 小 寺 昭 男   9番 角 田   勝      10番 松 下 信一郎  11番 今 川   明      12番 龍 田   惇  13番 横 田   勉      14番 前 田 賢 治  15番 三 里 茂 一      16番 岸 野   弘  17番 竹 内   豊      18番 井 上   仁  19番 桑 野 元 澄      20番 柳 生 陽 一  22番 岸 野 文 信      23番 松 井 重 樹  24番 楠   明 廣      25番 松 本 義 彦  26番 坂 上  明      27番  島 俊 一  28番 前 田 守 彦            会議に欠席した議員              な  し            会議に遅刻した議員  14番 前 田 賢 治           議事に関係した事務局職員 議会事務局長                満 田   惠 次長                    丸 尾 博 則 次長補佐                  西 川   廣 副主幹                   安 積   徹 主査                    梅 田 祐 子        地方自治法第121条の規定による出席者 市長                    西 田 正 則 副市長                   松 尾 和 彦 会計管理者                 山 村 茂 人 消防長                   坂 本 幸 夫 行政改革推進室長              小 西 千 之 総務部長                  山 口   昇 企画財政部長                田 口 隆 弘 市民生活部長                谷   和 廣 健康福祉部長福祉事務所長         今 江   伸 産業部長                  濱   光 治 都市建設部長                山 本   実 下水道部長                 井 上 伸 史 公営企業部長                吉 田 末 廣 新宮総合支所長               三 里   勉 揖保川総合支所長              堀 本 敏 行 御津総合支所長               酒 江   肇 御津病院事務局長              長 尾   孝 総務部参事兼総務課長            井 上 彰 悟 市民生活部参事兼環境課長          松 原   強 産業部参事商工観光課長          真 殿 基 義 行政改革推進室次長             家   宏 行 企画課長                  米 澤 幸 和 財政課長                  石 原 和 良 契約担当課長                中 岡   清 なんでも相談課長              岸 本 ひばり 国保年金課長                小 河 博 信 地域福祉課長                塚 本 清 隆 児童福祉課長                上 田 照 一 高年福祉課長                内 見 博 隆 農林水産課長                永 瀬 正 人 道の駅担当課長               菅 原 昌 則 建設課長                  永 安   悟 都市計画課長                前 田 一 彦 教育委員長                 小 宅 正 純 教育長                   苅 尾 昌 典 教育管理部長                腰 前   優 教育事業部長                田 中   守 教育管理部参事教育総務課長        松 田 正 義 教育事業部参事兼文化財課長         家 氏 時 康 教育事業部参事               八 木   隆 教育管理部施設課長             松 田 泰 政 教育管理部学校教育課長           岡 本 育 夫 教育事業部社会教育課長           内 海 潤 一 教育事業部人権教育推進課長         徳 富 伸 吾 教育事業部体育振興課長           福 田 一 成                  開 議 宣 告 ○議長(角田 勝議員)  皆さん、おはようございます。  ただいまより本日の会議を開きます。  初めに、本日の出席議員数及び地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めた者の職・氏名につきまして、事務局長より報告いたさせます。 ○議会事務局長(満田 惠君)  命によりご報告いたします。  まず、本日の出席議員数についてでありますが、本日ただいまの出席議員は26名でございます。  なお、14番前田賢治議員から遅刻の届け出を受けております。  次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めた者の職・氏名についてでありますが、お手元に配付いたしております名簿のとおりでありますので、ご清覧願います。  以上でございます。 ○議長(角田 勝議員)  以上で報告を終わります。  次に、今期定例会会議録署名議員については、11月30日の定例会第1日に、17番武内豊議員、18番井上仁議員を指名いたしておりますので、両議員、よろしくお願いいたします。  次に、今期定例会第1日の議案第70号 平成21年度たつの市一般会計補正予算(第6号)において、20番柳生陽一議員から質疑があった件について、企画財政部長から発言を求められておりますので、これを許します。
    企画財政部長(田口隆弘君)  今期定例会第1日において、20番柳生陽一議員から、議案第70号 一般会計補正予算(第6号)の中学校費における財源内訳についての質疑があり、後ほど調査して報告させていただきますとお答えした件について報告いたします。  財源内訳の特定財源1千万円の減額につきましては、当初予算で公共施設整備基金繰入金を予定しておりましたが、給食施設整備費の確定により、過充当となるため減額し、繰入金の充当先を土木費の交通安全施設整備事業に充当いたしました。繰入金歳入額は変更がないため、歳出のみにおいて財源の変更を行っております。ご理解賜りますようお願いいたします。                〜日程第1 一般質問〜 ○議長(角田 勝議員)  これより本日の日程に入ります。  日程第1、一般質問を行います。  通告により、順次質問を許します。  はじめに、27番島俊一議員。 ○27番(島俊一議員)(登壇)  龍野橋の架け替えにつきましては、以前にも一般質問をさせていただいたことがございます。それから7年を経過いたしました。その後、国の財政事情の悪化と幾つかの状況の変化もございましたので、確認の意味も含めまして、再度質問をさせていただくわけでございます。  昭和9年に建設されました龍野橋は、揖保川水系における最も古い鉄筋コンクリート橋でございまして、建築後、実に75年となりまして、コンクリート橋の耐用年数50年をはるかにオーバーしていることは、皆さま方もよくご承知のとおりでございます。  耐用年数から見まするならば、現在の龍野橋はいつ橋げたが落下、陥没いたしましても不思議ではないという状況にございます。この龍野橋の架け替えにつきましては、たつの市より要望も行われまして、今まで何度も話題に上ったと思いますけれども、国の大変な財政事情の悪化もございまして、現在のところは、直ちに架け替えの予定が決定はしていないことは、私もよく承知をしておることでございます。しかしながら、建築後75年という龍野橋の古さを考えますとき、龍野橋より新しい祗園橋が橋げたが陥没し、架け替えとなりましたことを思うならば、龍野橋におきましても同様の陥没、落橋の可能性があり、今後のさほど遠くない将来におきましては、必ず架け替えが実施されるということだけは間違いのない事実であると思うわけでございます。  さて、その場合の架け替えについてでございますけれども、今からちょうど10年前の平成11年に架け替えが行われました祗園橋につきましては、その前の落橋した祗園橋よりも橋の路面の高さが、橋の西詰におきましては2m10p、橋の中央部におきましては2m45pも上昇いたしましたために、祗園橋を渡るためには、橋の東詰、西詰ともに、大きな城壁の上に登っていくように勾配を登っていきまして、初めて橋の入口に立つという状態になっておりますことは、皆さん方もご承知のとおりでございます。万が一龍野橋の橋脚の陥没が発生いたしまして、必ず行われる架け替えの工事におきまして、この祗園橋で採用されたのと同じ工法がとられるとするならば、すなわち新しい龍野橋において、その路面が現在の龍野橋の路面より1mほど以上も上昇するようなことが起こるならば、新龍野橋の東詰、西詰の両方におきまして、高くなった橋への取り合い道路の下に現在の龍野の町が両方とも沈み込んでしまうような形となりまして、大規模な立ち退きが行われざるを得ず、龍野地区の街並み保存には終止符が打たれ、川西、川東の両龍野町にとりまして、大変な悪影響、混乱が生ずることとなってしまうわけでございます。このような事態を防止するためには、龍野橋の架け替えに際しましては、その橋の路面の上昇を少しでも低くすること、できるならば路面の上昇を50p程度にとどめるということでございます。そのために架け替えられる新しい龍野橋の形態、工法として考えることができるのは、まず第1番に、新しい龍野橋の橋げたの鋼材に最新の鋼材「高張力鋼」を採用すると、これは他の橋でも全部採用されておるわけです。これが第1番、これは当然でございます。  第2番目に、工法として「鋼床版方式」、これは要するに橋げたの鋼鉄の上に直接舗装を行うと、コンクリート路盤の25p、30pを省略することができるという橋を高くしない工法でございます。こういう鋼床版方式を採用して直接舗装を行うという方法を採用するということ。  そして、3番目に、橋げたを薄くして、橋げたに力をかからなくてもいいようにするためには、柱であるとか、あるいは橋の両側に鳥居型の枠をつくりまして、いわゆる吊り橋にするわけです。橋の両側に鳥居をつくる。例えば、明石鳴門橋のような鳥居型の伝統的な吊り橋もございますけれども、最近では、これは街の方におきまして多く採用されております「斜張橋」と申しまして、ちょうど川のど真ん中に大きなコンクリートの枠をつくるわけです。それから、鋼線をずっと引っ張りまして、鋼材の橋げたを引っ張ると、その鋼材で橋げたを引っ張って吊っておる、これも吊り橋の一つの工法である。こういう吊り橋、または斜張橋を採用すると。こういう3点でございまして、この3つを採用することによりまして、路面の上昇を、これは50pまでいけるかどうか、50pになるか60pになるか、それは実際に図面を引いて計算しなければわからないそうでございますけれども、しかしながら、この50p、60pにできるだけ近く高さを抑えることができると。これは、私も勉強したり、私の会派の桑野議員さんはご承知のように、石川島播磨のこういう工事の専門家でございますけれども、私のこの鋼床版方式につきましては、陳情いたしましたときに、兵庫県土木の島袋所長さんにこういう方法で橋を高くしない方法があるんだと、こういうことを教えていただいたわけでございます。  このような1番、2番、3番を採用して龍野橋を架け替えました場合の工費というものは、これは普通の架け替え方、例えば、祗園橋でしたら、これはもう普通の新しい高張力鋼を使ったのみの普通の一般的な架け方でございますけれども、これで祗園橋は、皆さん方ご記憶かもわかりませんけども、26億円が架け替え費用だったんですけれども、それと比べまして、このような2番、3番を追加することにより、かなり工事費用は高くなる、そういうことはこれはやむを得ないようであります。しかしながら、この1、2、3の採用によりまして、新しい龍野橋を架け替えました場合に、その路面のアップは非常に少なくて済むというふうに聞いておるわけでございます。  そういうことで、質問の第1点でございますけれども、山本実都市建設部長さんにお尋ねをいたしたいと思います。  ただいま申し述べました1番、2番、3番の3点につきまして、新しい龍野橋の路面の高さを少しでも低くする形態、工法として有効であるとお考えになるでしょうか、どうでしょうか、これが第1点の質問でございます。  残りの質問は、質問席のほうからさせていただきたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)(登壇)  27番島俊一議員のご質問に対する答弁に先立ちまして、島議員の龍野橋架け替えに対する熱い思いと、調査探求事項につきまして、まずもって心より敬服いたします。  さて、ご質問の橋梁形式や工法が有効であるか否かにつきましては、路面上昇を抑える点におきましては、有効と思われます。しかしながら、橋梁形式等は、事業主体であります兵庫県の決定事項であるため、本市といたしましては、平成14年度にも答弁いたしましたとおり、けた高を下げることで街並みへの影響を軽減することや、今後のまちづくりに地元意見を反映していただくよう兵庫県に働きかけてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。  龍野橋の状況につきまして、管理者であります兵庫県に問い合わせたところ、橋げたの状態は良好であり、今年度は塗装や舗装等の維持作業を実施すると聞いております。  しかしながら、今年8月9日に来襲した台風9号がもたらした大洪水や自動車交通量の増大等が、75年を経過しようとする橋梁に与える影響を考えますと、安全に通行できるよう一日も早い架け替えが必要であることは十二分に認識しておりますが、国土交通省の河川改修、兵庫県の国道179号の道路整備、たつの市のまちづくり計画のそれぞれが三様に絡み合わず、事業の進捗が図られないのが実情でございます。  また、今般の政権交代により、道路整備事業に対する先行きが不透明であることや、非常に厳しい財政状況であると伺っておりますが、引き続き西播磨市町長会を通じて架け替え要望を継続していきますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  27番島俊一議員。 ○27番(島俊一議員)  それでは、追加質問をさせていただきたいと思います。  ただいまの山本実都市建設部長さんの答弁でございますけれども、強度の面におきまして、高さを抑える面において、私の申し述べました1点、2点、3点が有効であると、そういうふうに、これは私だけの意見でございません。県土木のほうの意見とも同じでございますけれども、建設部長さんよりそのような答弁をいただきましたことは、誠に結構であろうかと思います。  それからまた、架け替えの費用につきまして、工事主体である県の意向というものが非常に大きいと、そういうふうに言われましたのも建設部長さんの答弁のとおりであろうと思うんです。私は、今までこの問題につきまして、この議会におきましてもお願いをさせていただいたこともございますけれども、県土木の所長さんに対する陳情、県会議員に対する陳情、それからまた井戸知事さんにも2度ほど陳情をさせていただいたことがございます。それから、以前には、国会議員の河本先生につきましてもお願いをさせていただいたことがあるわけでございます。やはりこういう万が一の落橋による架け替えが生ずる場合、ただいま建設部長さんの答弁のごとく、一番の工事主体は兵庫県ということになるわけでございますけれども、当然その県が架け替え工事を行うに際しまして、現在の私どもの住んでおるたつの市の最高責任者であるたつの市長さんの意向というものが大きく強く反映されることは当然でございます。  そこで、市長さんに1点お願いをし、またご答弁を求めるわけでございますけれども、もし西田市長様の在任中におきまして、龍野橋の架け替えというような事態が起こりました場合、たつの市のトップといたしまして、最高責任者といたしまして、このような地元が熱望いたしております龍野橋を少しでも路面を高くしないような工法による架け替えを県あるいは国に強く働きかけてくださいますでしょうか、どうでしょうか。市長さんにお願いとお尋ねをするわけでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(西田正則君)  ただいま龍野橋架け替えについて、高くなると、まちが低くなると、こういうことは、前回のご質問にも力強くお聞きしたところでございまして、これについては、十分高さについては認識しているところでございます。  今お尋ねの件、これは県が管理しておりますが、力強くやれるのかどうかと、これはもうもちろんでございまして、龍野の景観形成地区まちづくり、また市民のニーズ、今ご説明いただきました3つの工法がございますけれども、できる限り低くやっていく、これについての要望はやる決意でございますので、これは答弁として申させていただきます。  それで、経過でございますけれども、これは従来から、75年経過しておりますので、普通は大体50年がまあまあということでございますけれども、ただ、県の調査では、あれは2回ほど修理はしてくれておるんですけれども、なかなか橋げたの数が多いですわね、あれは昔の橋ですから。ですから、非常に建築工学上からいうと不合理な面もあるんですけれども、逆に言うと非常に災害に強い。今はもうロスを省いて橋げたを少なくやりますから、かえって50年という基準が案外通るんですけれども、そういう点でまだまだ、今、山本部長も答弁いたしましたように、修繕していったらもちそうやというのが一つと、それから、毎年、西播磨市町長会で、県、それから国のほうもでございますけれども、ずっと要望書の中で架け替えについては陳情しているところでございます。  以上、継続的にやっておりますということと、それからもう一つは、県の意向としては、今現時点では、修理したら当分もてるだろうという答弁は得ておるわけでございます。  最初のおっしゃいましたように、架け替えのときにできる限り低くすると、これについては、ご要望として力強く働きかけていきたいと思います。  以上です。 ○議長(角田 勝議員)  27番島俊一議員。 ○27番(島俊一議員)  ありがとうございます。ただいまの市長さんの答弁で全く満足でございますので、どうかその節にはよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。  以上をもちまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(角田 勝議員)  次に、24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)(登壇)  それでは、失礼いたします。  議長の許可を得ましたので、通告とおり一般質問をさせていただきたいと思います。  まず第1に、魅力あるまちづくりとしての定住促進対策について。  まず1番目が、新舞子海岸沿いの自然公園の規制を緩和して、わかりやすい話が新舞子浜の近辺であれば、ハワイのワイキキなり香港のビクトリア湾、あのイメージを頭の中で浮かべてもらって、またもう一つは、室津の港町であれば、この場合は非常に古き良き港町の伝統文化がありますのでね、こちらはその地元に従って守り継いでいただく。それ以外の今現在計画というか、建設中であります道の駅ですね、ああいうところに自然公園の規制が加わっています。この網掛けを今排除していかないと、はっきり言いまして、自然公園というよりも、今の御津町のこの景観というのは、たつの市にとって私は宝物だと思っていますのでね。それと金庫ですね。やはり今後の観光客なり旅行客を当然この場所に誘致していくという面では、非常に効果的ではないかというように考えておりますので、道の駅の近辺であれば、ギリシャ、エーゲ海のミコノス島ですね。ミコノス島といっても、知っている方はよう知っておられますけども、知らない方は、この間うちマスコミの芸能人の石田純一さんですね、あの方が女子プロゴルファーの東尾理子さんにプロポーズをされた場所でございます。ヨーロッパの観光客が非常に多くて、本当にきれいなまちだということで、後にこの問題に関しては、行政側とまた話し合いをしたいと思いますけども。  それとまた本市の資源ですね、非常にこのたつの市内には山がたくさんあります、面積の中でも。この山を今現在管理する方がおられません。非常に少ないです。国道沿いなんかであれば、台風の時期なり雪が降ったときといったら、やはり国道に対して木が折れたりして通行中の車に非常に迷惑をかけると。それを、もしそういうふうになれば、通常であれば、所有者責任で通行の車にこれは弁償しなくてはならないというような事件が発生しますので、そういうことをよく考えていたら、本当に迷惑な土地を何とか処分したいと思っておられる住民の方が非常にたくさんおられるということに気がつきました。それを、そういう本当に山でも山の非常に高いところありますけども、そういう場所を、これも第2質問で言いますけども、経費をあまり使わないで、お金もないですから、経費も使わないで本当にそういう一般の方にどんどん来てもらってお金を落としてもらう、それがやはり今後のたつの市の発展につながるのではないかと、そういうふうな有効な策を考えてもらいたいということが第2の質問です。  今度は大きな第2の質問ですけども、たつの市特定公共賃貸住宅の栗町住宅は、空き家が多く放置の状態であるが、家賃を安くして佐用方面の人に住んでもらってはどうかと。この問題に関しても、今年の市長主催のまちづくりの集いで新宮町の西地区、西の校区の一番その中の自治会長のほうからそういう提案がありましたね。そのことに関して、今現在どれぐらい空き家があるのかと。空き家にしていてもお金が入らないのであれば、たとえちょっとでも市が補充しながら、安くして満室にしながらやはり経過させていくのがいいんじゃないかと。以前、新宮町の時代に私が提案して、補助を受けながら安くしていたんですけども、その当時は5年ほどしか資金の補助がなかったんですね。だから、それも切れてしまいまして、今後また有効な策を考えてもらいたいと思います。  その次に、子育てに関する親の役割、学校の役割、地域の役割について。  しつけに関して、保育所及び幼稚園で習った成果を確認するため、小学校入学時にテストを行ってはどうかという問題ですけども、やはり今、親がどういうふうに子どもを育てていいのかわからないという現実がありますし、育てられる方はやっぱり本当に立派に育てておられます。だけど、そういう方はやはり行政側の指導に十分耳を傾けて、そういう場にもどんどん来てもらって知識を得てもらっておりますが、なかなか今の状況で、こういう景気も悪いときですから、夫婦共働きで、いろんな好きなときに休みをとることもできない、言われるときに出席もできないということで、本当に自分らが生活をしていくのがやっとで、なかなかそういういい場に耳を傾けることができない、イコールやはり子育てに関してもいろんなマイナスがで出てきてくるということで、やはり今後そういうことがわかった以上、前向きに改善をしてもらいたいということで、行政側の意見もまたそれぞれ聞かせてもらいたい。  新型インフルエンザでも非常に子どもたちがよく学校を休んで、まず1人、2人、これにかかれば、当然学級閉鎖ということになりますが、家庭の役割というのは、そういう表に出て活躍する子どもたちが帰ってきたときに、親の愛情と当然強靭な体をつくるための免疫力を強化するような食事なり体力づくりをやはり見守っていく必要があると思うんです。そこらが親の役割だと私は考えますが。  その次に、龍野北高校生の技術を提供する場の創出について。  現在、姫路市に日本工科専門学校があり、その生徒が培った技術を地域のために役立てようと、2005年から始めており、今年は神河町のバスの停留所を手づくりで工科専門学校の生徒がつくりました。この計画は、技術が磨かれるとともに自分たちがやったという非常に強い自信がついてくる。我がたつの市においても、龍野北高校が専門学校として実績を積んでいるので、今後地域のために技術を提供する場をどんどんつくってやってはどうかという提案ですけども、これに対してもやはり行政側としての考えを。高校は県立ですので、知らないというんではなくて、たつの市内にある高校ですからね、また前向きに地域の何とか役に立てるような場を提供してやってはどうかというように考えますので、この点もやはり県側とも協議し、いいことはいいことで前向きにやってもらいたいと考えます。  その次に、播磨新宮駅周辺の整備について。  播磨新宮駅の近くの自治会内には子どもたちが遊ぶ公園がないが、栗栖川河川改修及び駅前整備にあわせて土地の確保及び建設はできるのかということで、それ以外の件はまた第2質問、座ってからいたしたいと思います。  その次に、今度、運転免許証返納サービスですね。以前からやっております高齢者及び認知症患者の運転免許証返納サービスについて、以前どういうふうな方向にするかと、結果を出すのが9月ごろと聞いていたんですけども、まとまらず、次に10月ということで聞いていたんですけども、今現在どういうふうになっているのかということで、コミバス、デマンドバス等々の関係も含め、その後の検討結果はどのようになっているのか。高齢者タクシー事業も独自の免許証返納ということで展開しておられますが、家族に1人でも免許証を持った方がおられたら、それが出せないというのが現実で、家族の人は、若い人らも今も申し上げましたように、今の時代、やはり仕事をしなくてはだめです。仕事を休んでしまえば、当然会社側としては要らない人のように思われて削除する方向になりますのでね。それにかわる対策を何とか行政側に考えてもらいたいということです。  その次の6番目に、国道179号、県道44号、揖保川町の市道片島土師線、その次に以前から言っております新宮町のふるさと林道について。  国道179号の歩道がないところについて以前から要望しているが、その後どうなっているのか。また、県道44号、市道片島土師線、ふるさと林道の進捗状況及び今後の対策はどうなっているのかということについてよろしくお願いいたします。  この6点です。よろしくお願いします。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○企画財政部長(田口隆弘君)(登壇)  24番楠明廣議員のご質問のうち、第1点目の魅力あるまちづくり定住促進対策についての1番目の新舞子海岸沿いへの民間業者によるマンション等建設についてお答え申し上げます。  議員ご高承のとおり、新舞子海岸周辺におきましては、現在、本市の豊かな自然や歴史に培われた文化と人々の交流により、臨海開発拠点として、地域の活性化を図る道の駅みつを建設中であり、来年2月にはオープンの運びとしております。  本市といたしましては、まず、この道の駅みつを観光拠点とした地域の活性化を図ることにより、新舞子海岸を含む瀬戸内海国立公園の自然資源と併せて地域の魅力を一層高めることが重要であり、それがひいては定住希望者に対しても大きな本市の魅力の一つとなるものと考えております。  議員ご高説の新舞子海岸沿いの自然公園を規制緩和によって開発し、ハワイのワイキキなどのイメージのマンション等を建設して定住促進を図ってはどうかというご提案につきましては、ワイキキ等の場所が大都市に隣接した交通アクセスにも恵まれた世界的にも有名な観光地という条件の上に立地したリゾート地であり、新舞子海岸沿岸とは立地条件が大きく異なっており、本市では実現が困難と思われますが、大胆な夢のある発想であり、今後の参考とさせていただきたいと存じます。  なお、地元の新舞子海岸を有する黒崎地区では、平成21年6月にまちづくりプロジェクト黒崎を設立され、現在、県条例に基づく特別指定区域の指定など、土地の利活用について検討されている状況であり、本市といたしましては、自然は一度壊れると取り返しがつかないことから、これらの検討の推移を見守りたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。  次に、5点目のご質問の運転免許返納サービスについてお答え申し上げます。  まず、コミュニティバスの再編協議の状況につきましては、平成20年7月にたつの市地域公共交通会議を設置するとともに、構成委員の中から市民団体代表者や公募委員、交通事業者の委員によって組織されたワーキンググループによって、本市のコミバス事業の再編を中心に、現在まで7回のワーキング会議を開催し、コミバスの試乗や本年5月に市が実施したコミバスに関するアンケート結果、また各路線の利用実績をもとに、現状と課題、今後のコミバスのあり方等について協議を進めてまいりました。  ワーキンググループ会議において、仮にコミバス路線が廃止になった場合の代替交通手段として、議員ご高説のデマンド型のバス・タクシーをはじめ高齢者タクシー、自主運行バス、市町村・NPO等の運営の有償運送、乗合タクシー等についても種々検討をされております。  当初、地域公共交通会議で予定された再編スケジュールは、本年9月を目途に再編案をまとめ、約半年間の周知期間を経て、平成22年4月から再編策を実施する予定としておりましたが、利用者が低迷している現状では、大幅な路線廃止が避けられない一方で、再編実施により、市民生活、特に利用者の大部分を占める高齢者の生活に直接影響を与えることや、本年8月に路線バス事業者から、コミバス同様に利用者が低迷している市内営業路線の撤退の申し入れがあり、これらも勘案してコミバス再編策を協議する必要に迫られたことから検討に時間を要しました。  本年11月下旬にワーキンググループとしての再編案がまとめられ、来年早々に開催予定の地域公共交通会議の全体会に提案・協議して、最終的に再編スケジュールを含めた再編策を決定し、答申される予定となっております。  ご質問の高齢者及び認知症患者の運転免許証の返納サービスにつきましては、コミュニティバスの検討結果を得ましてから、十分な検討をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(角田 勝議員)
     都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)(登壇)  引き続きまして、1点目のご質問のうち2番目の特定公共賃貸住宅の栗町住宅の空き家対策及び家賃対策についてお答えいたします。  特定公共賃貸住宅は、特に中堅層を中心として増大している良質な賃貸住宅に対するニーズに応えていくために住宅の供給を行うものであります。  栗町住宅は、平成8年に中堅所得者向け住宅として建設しましたが、地域経済の長期的な低迷とテクノポリスへの企業進出が進まない現況とが重なり、現在、18戸のうち11戸が空き家となっております。  空き家対策といたしまして、市の広報やホームページ、地元企業の従業員用としての会社訪問等を行っており、今後も引き続き入居者の促進について努力を続けていきます。  また、栗町住宅の家賃を安くする対策といたしましては、低所得者向けである一般市営住宅に変更することにより家賃を下げることはできますが、特定公共賃貸住宅では認められる市外からの入居ができなくなること、国庫補助金の返還等が必要となることから、相当難しいと考えます。  そこで、引き続き特定公共賃貸住宅として、建設後十数年が経過していますので、特定公共賃貸住宅の促進に関する法律に基づき、住宅の鑑定を行い、これらをもとに家賃を検討したいと考えています。  次に、4点目の播磨新宮駅周辺の公園整備についてお答えいたします。  1級河川栗栖川の改修計画にあわせた公園用地の計画につきましては、梅原橋上流の河川改修時期等が未定であり、土地を確保することは非常に困難であると伺っております。  また、播磨新宮駅周辺整備の中においても、公園の計画はしておりませんが、平成16年度から進めていますまちづくり交付金事業で地元自治会等と協議を行いまして、新宮中央公園を整備いたしました。さらに現在、駅の北側では、新宮遺跡公園を整備中でありますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。  次に、ご質問の6点目、国道179号、県道44号、市道片島土師線、ふるさと林道についてお答えいたします。  国道179号の相坂峠以西の歩道未整備区間の状況でございますが、本年6月20日に開催いたしました西栗栖地区まちづくりの集いにおいても同様のご提言をいただき、龍野土木事務所に確認しましたところ、歩道整備について計画はあるが、実施年度は未定であるとの回答を得ておりますが、市といたしましても11月5日に早期事業着手に向けた要望を行っております。  次に、県道44号、主要地方道相生宍粟線につきましては、本年9月議会におきましてお答えいたしましたとおり、兵庫県西播磨県民局が策定した西播磨地域社会基盤整備プログラムに、たつの市域における主要地方道相生宍粟線の整備計画は位置づけされておりませんが、テクノ関連による相生山崎間の道路早期開通促進協議会を通じ、引き続き強く要望してまいりたいと考えております。  また、ふるさと林道、大谷福原線につきましても、本年9月議会でお答えいたしましたとおり、本事業は多額の事業費を要する計画となっており、合併後の事業見直しにより、本市の厳しい財政状況、事業の緊急性、投資効果等により事業を凍結しているところでございます。  次に、市道片島土師線でございますが、この道路は、竜野西インターチェンジに接続する幹線道路として将来的に交通量の増加が見込まれるとともに、交通の円滑化と地域住民の安全な生活環境の確保を図るために、揖保川町二塚地区から揖西町土師地区に至る事業延長約1,600mの区間を平成18年度より国庫補助事業の採択を受けて事業着手しているものです。  現在は、事業用地確保に向け鋭意努力をしながら用地買収を進めており、概ね95%が完了しております。来年度におきましても、地権者のご協力を賜りながら、用地の確保と工事に着手する予定でございます。  議員ご高承のとおり、政権交代による公共土木事業への補助金の見直しも検討されており、非常に不透明な状況でありますが、円滑な事業推進に向け、鋭意邁進してまいる所存でございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)(登壇)  引き続きまして、2点目の子育てに関する親の役割、学校の役割、地域の役割についてお答えします。  核家族化、少子化が進展したために、多くの人と会話する経験が不足し、我慢したり、相手を思いやったりする心や態度が育ちにくくなっています。  この現状を踏まえて、幼稚園の役割として、幼稚園教育要領に示してある人間関係領域において、社会生活における望ましい習慣や態度を身につけるというねらいを達成するために、集団遊びや毎日の幼稚園生活を通して保育しているところです。これらのねらいの達成度について、文部科学省は、個々の園児の幼児指導要録を作成する上で、他の幼児との比較や一定の基準に対する達成度についての評定によって捉えるものではないことに留意することと明記しております。また、小学校における道徳教育の達成度についてもテストでの測定は実施しておりません。  これらのことから、小学1年入学時に、しつけを含む個人の行動や態度について成果を確認するためのテストをすることは適切でないと考えます。  子育て・しつけは、親が行うものを基本とし、PTA活動などを通して、親の役割や責任の重さをさらに啓発していくとともに、家庭の教育力の向上を目指す一方、社会の宝である子どもたちが、あいさつなど、日常生活の道徳性、社会性を身につけるためには、地域の方々のご指導も不可欠と考えておりますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、3点目の龍野北高校生の技術を提供できる場の創出についてお答え申し上げます。  平成20年4月に発展的統合により開校した龍野北高校は、まちづくりを担う人材育成を一つのスローガンとし、地域に信頼される専門学校を目指しておられ、同校生徒が積極的に地域事業に参画しております。具体的には、小学生を対象とした理科おもしろ実験教室、工作教室、町ぢゅう美術館での企画運営、皮革まつりでのファッションショーの開催、オータムフェスティバル・桜まつりでのボランティア活動、防災訓練への参加、そしてデイサービスセンターでのサービスプログラムを作成した実習、イベント時の司会、進行など、6学科の生徒がそれぞれ地域社会との交流の機会を活かし、地域に貢献しているところでございます。  今後におきましても、学校との連携を密にし、議員ご指摘のとおり、技能を提供でき、それをより高める場を設けるとともに、まちづくりに若者の感性が発揮されることを期待するものでございますので、どうかご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  まず第1番目の田口部長の答弁の中で、当然ワイキキの浜辺と一緒にしてもらったら困るというようなことやけども、何も行政側にしてくれよとちがって、やはり今、新舞子近辺はいろいろ業者の方もおられますからね、何もあそこを潰してどうやという問題じゃないんですよ。イメージ的にああいったところをそういうふうに、例えば、少しでも規制緩和をして、もし出てくれる業者があればそういうふうにやっていったらいいんじゃないかなと。  それと、道の駅の近辺、この上にも開発しかけで、頓座した地域があるでしょう。あれ何で頓座したんですか。ちょっと教えてください。ご存じでしょう。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○企画財政部長(田口隆弘君)  道の駅の上の近辺のリゾートマンションかなんか、そういう計画をされたというふうには聞いておったんですけども、頓座された理由については承知しておりません。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  リゾートマンションじゃないでしょう。一般の民家を建てるような開発だったんとちがうんですか。道路をつくって、区画が非常に小さかったと思いますよ。そういうこともやはり十分考えてもらって行ってもらったらいいと思うんですけども、そこらに必要なのが、今現在ある私が言っているミコノス、これは非常に、最初にも言いましたように、景観が非常にきれいです。非常に美しいということで、ヨーロッパの人がたくさん行っているんですよ。御津にそういうところがあるんですか。このたつの市にどこかありますか、部長。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○企画財政部長(田口隆弘君)  新舞子の周辺、非常に景色がよくロケーションにも適した場所だと考えております。  市としましては、新舞子海岸、また梅公園、岩見漁港、道の駅みつ、それから室津漁港、これらを結ぶラインを整備しまして、市の活性化、市としてはそういう形の分の活性化策を考えていきたい。それに従いまして、また民間がどういう形で考えられるのかというのはそれ以降になると思うんですけども、市の考え方としましては、まずこういう事業を完成していきたいというふうに考えております。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  それを言われたけども、同時進行でやはり網掛けを外すという方向で動かないと、なかなか自然公園の網掛けといったら、ちょっとやそっとでああわかりましたといって申請を受けて網掛けが外れるようにはいきませんよ。そういうふうな今の道の駅、新舞子、いろんなものを全部できた中で今後考えますといったら、いつの話ですか。それができるんだったら、どれぐらいの経済波及効果があると思われているんですか。当然試算されとってでしょう。道の駅ができ上がりました、新舞子からこの通り、こうなりますよと今言われたけども、経済効果はどこまで把握されとってんですか。年間の観光客がそれによって幾ら来るということを把握されとってんですか。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○企画財政部長(田口隆弘君)  経済効果まで把握しておりません。ただ、瀬戸内海岸沿いの自然資源、これにつきましては貴重な観光資源というふうに考えておりまして、そういうものはできるだけ後世に残していきたいと、そのままの状態で。  それと、道の駅のみつの関係なんですけども、あの建設につきましても、例えば、海のほうから逆にこちらのほうを見た時点で自然と調和するような形のもの、そういう形の整備も今回併せて整備しておりますので、やはり海のほうから見た景観と、それから逆に陸のほうから見た景観も、それも重要な観光資源というふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  海のほうから見た景観がこれなんですよ、御津の新舞子の。今これを見てもうたら何もないでしょう。だけど、やはり今言われたように、自然の中で後世に守り継いでいかなければならないという森林とかそういうものがあれば、当然その地域は確保していかないとだめだと思います。それはいいことを言われとってんですけども。それでは、今こういう日本の政府が各自治体に与えているやり方というのは、自給自足の生活をしてくれというような、それに近い問題がありますわね。この状況で予算はどんどんどんどん減らされて、今も言うように、都市部とこういう地方と一緒にしてもらったら困る。都市部は道路網とかも皆整備されていますけども、地方へ行けば何が整備されておるんですか。基本的なものができてないでしょう。だから、そこらはやはり考え方がちょっと違うので、やはり国会議員がもうちょっとわかるようにやってもらいたいということで、これをちょっと回してよろしいですか、皆さんに見てもらうために。どちらから回しましょう。行政側から回しましょう。よく頭の中にインプットしてもらわないとあかんので。  網掛けを外してくれと、あと頑張ってもらうのは業者なんですよ。だから、そういうふうに業者がイメージして、御津をこういうふうにやりたいと言われるんであればやってもらったらいいと思うんです。それを待ち望んでいるのはやはり国民なんです。入りたい人は入るし、入りたくない人は入らないんですから。人間の用途に合うようにしてやってもらわないと、何でミコノス島へ行くかといいますと、非常にきれいということで、やはりセンスですね、これ。センスがいいんですよ、まちのつくりの。やはり今おしゃれな人が若い層の中でたくさん今出てきています。だから、マイホームを建てられるに当たっても、自分らで個人の色が出る非常におしゃれな建物を建てておられます。建てたいけど建てられないという中で、やはりそういうリゾートなり、そういう場所も提供してあげてもらえばいいということを私が言っているんであって、それの一番第一にじゃまになるのが自然公園の網掛けなんですよ。だから、何遍でも言いますけども、観光資源の宝物なんですね、今ある御津の地域。生かすも殺すも行政次第なんです。それをやはり今後住みついてもらうんであれば、あの地域で住みよい、景観のいい、住んでいてよかったという、そういう地域にするための足がかりを行政側にやってもらいたいと、それを言いたいんです。どうぞ。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○企画財政部長(田口隆弘君)  当地は、瀬戸内海国立公園の第二種特別地域ですか、指定されておりまして、この地域は、良好な自然環境を自然状態を逆に保護しなければならないという形で指定されております。良好な自然状態があるから自然景観がまた美しく、観光客が来られるんだと、そこにリゾート地の開発が果たしていいのかどうか。実際、そこに住まわれている方も住民の方もたくさんおられますし、いろいろと住民のご意見もあるでしょうから、市としては、国のほうでせっかくの国立公園という形、自然環境を保護するべきだという形の地域ですので、そういう形で従いたいというふうには考えているわけなんですけども、ご理解賜りますようお願いします。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  自然公園の今も言われたように、リゾート地にしていいのだろうかという話ですけどね。そのミコノスにしても、景観がきれいということによって、その地域の意識が高まり、もし汚れていても、お客さんに来てもらっているんだから、自分らで掃除しようという意識が非常に強いんですね。だから、あの地域はギリシャでも非常にきれいな場所で保存できているということなんですよ。やはりごみでも一緒でしょう。きれいなところにはごみは落ちてないというのが結果、出ていると思うんです。そんなことをご存じでしょう。汚い、誰も見ていない、山のカーブとか、そういう誰も見ていないようなところ、誰かが捨てとるというところにどんどんごみが入る、これは人間の心理なんですよ。だから、そういうことも勘案した上で前向きに検討してもらいたい。今日言うて今日どうやと言っているんじゃないですよ、私はね。だから、そういうたつの市の今後の将来を見据えた考え方で計画を立ててもらいたいなというように言っているだけでね。  第2質問に移ります。  子育てに関する親の役割、学校の役割、地域の役割と。教育長、今言われましたけどね、その方向で確実に子どもをしつけすることができるんですね。もう中学校を出てしまえば、この結果が出るのはわかりやすいですよ。この間も私、市長、岸野弘議員、全日本の柔道大会で飾磨工業高校の柔道部が2連覇したんですね、優勝を。2連覇でこの間出席させてもらっていたんですけども、この監督が礼節さと規律を教えているんですよ。親がそれを見守って、子どもの体調なり、そういうことをちゃんとあれしているんです。それの取り巻きがPTAか保護者会、三位一体になっているこの成果が優勝できたというように考えるんですけどね。規律正しいですよ、高校生。そこでちょっと市長も同席されていたんでね、岸野議員にちょっと言うてくれといったって、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇市長に状況的なものをちょっと、やはりあの2連覇できた成果は何だろうということをちょっと市長の感じられた面でよろしいですので、教えてもらいたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇という言葉については削除させていただいてよろしいですか。 ○24番(楠 明廣議員)  わかりました。 ○議長(角田 勝議員)
     市長。 ○市長(西田正則君)  飾磨工業高校が2連覇をやったと、その陰にどういうポイントがあったのか、これについて、私は、第1点は、やっぱり監督の人間を育てていこうという意欲ですね。もちろん柔道の技能とか、技術とか、あるいは練習方法もあるでしょうけれども、ともかく一人ひとりの子どもそれぞれの、体の大きい人もあまりおりませんわね。だから、小さい子どもには、スピードとともかく機敏性と敏捷性ということで徹底にやったんやと、また、ゆったりしておる生徒にはとことんまで粘っていけと、一人ひとりの個性に合わせた人間形成というものを徹底させる。これは別に柔道だけじゃないと思うんですわ。スポーツだけでもありませんしね。その指導者の基本的な理念というものが1つ。  それから、2つ目には、やっぱり飾磨工業は長い長い伝統の中で、学校全体の先生方も、柔道だけではございません、あそこは駅伝も強いですけれども、何とかそれらを育てて飾磨工業というものを大いに発展させようというムード、雰囲気、これもすばらしいんです。  それから、3点目に、高校生のある保護者ですね、保護者がいろいろカンパして、そして頑張れと、さらに自分の子どもが行ってない人まで誘って応援に行くと、こういう地域づくりというんですかね、その辺が非常にすごいなと。だから、地域と、それから職員が一致協力しておると。それから、指導者が一人ひとりの人間形成に徹底しておる。それで、今議員おっしゃったように、人間は一人ひとりを生かそうとすると、まず礼儀ですね、それから相手に対する思いやりですね、相手の気持ちになってものを考え行動すると、こういう当たり前のことができたというのが一つに私は秘訣だと思います。  以上、ありがとうございました。 ○議長(角田 勝議員)  ここで暫時休憩いたします。  再開は、11時10分といたします。              休   憩  午前11時00分              再   開  午前11時10分 ○議長(角田 勝議員)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  先ほども市長の答弁の中にありましたように、やはり個人個人の個性を見抜く力というのがやはり教師には非常に大切な必要条件なんですね。確かにたつの市内の先生の中にもやはり個性を伸ばす力を持った先生もおられます。その反面、自分の学校の子どもを、担任が見放しているというような現状もありますね。よくご存じだと思いますが、この間うちから、親に学校へ行くと言って、学校へ行かんとそのまま、店があるんですけども、そこへ行って、昼の時間にまた学校へご飯だけとりに帰って、それでまたそこへ行って、そんなことばかりずっとやっておって、PTAで噂になっておるんですね。こういうことでも、当然今の時代、大切なのは、親の感覚が変わってしまっているんですよ。親がそういうことを黙認しているのが今の時代なんですね。だから、そういうこともやはりどういうふうなやり方かということで、PTAと、まともなこと、悪いことというのは誰が考えてもわかるんですからね。そういうことは逆に親がそういうことをさせていたら恥ずかしいんやというような状況に持っていかないと、基本的なことが今できていない。今も言われましたように。そういう時代が今そういう事例がたくさんなっているというのが状況ですわ、ご存じですね、教育長。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  ご存じですねと言われましても、冬休みを前にそういうたむろしたり、あるいは暇になって寄りそったり、あるいは集まったりするような場所につきましては、先に手を打ちまして、先日もうちの指導主事が行ったり、あるいは学校を通しまして、そういうところを早く集まったときにはこういう指導をお願いしますという商店街に入り方とか、そういうことをやってまいりました。世の中のとにかくすべての大人たちが子どもたちに対する教育者なんだという自覚を持ってもらうために、地域と学校、あるいは社会がもっともっと手を携えて、悪いことは悪い、こういうことがありますよということを私は言っていって、やっぱり地域の教育力、あるいは個人の力も伸ばしていきたいと、こういうふうに考えております。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  ちょっと、とり方で、私、今の学校教育が終わってからというような感じにとれる人もおられるんじゃないか。私が今言っているのは、誤解のないように、学校の授業中に子どもが抜け出て、抜け出てというか、学校へ行っているのか行ってないのかわからんのですが、その足で遊びに行って、遊びにというか、新宮町内の施設ですけど、そこへ行って、それでそのままずっと遊んで、それで昼の食事だけとりに中学校へ、中学校は給食なんですね、給食をとって、それでまたそれが終わったらまたそこの同じ場所へ行くということが現実にあったんですね。だから、今後そういうことがないように、やはり親への指導を徹底してもらいたい。その親が本当にそういうことをやっている子どもに対してどう指導しているのかということを教えてもらいたい。  親の役割として、子どもの体をやはり免疫力をつくるという意味で、親に、この間もどこかで言ったと思うんですけども、ここにもあるように、免疫力を高める食生活というのがあるんですね、こういうものがね。だから、そういうものをどんどん親にわかるように、子どもに持って帰らせて、こういう食事をしてくれというようにやっておられるんですか、やっておられないんですか。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  学校給食をしておりますセンター、あるいは単独校から給食だよりというものを1カ月に1回、献立表と共に出しております。だから、冬のインフルエンザのとき、あるいは運動会シーズンの疲れやすい時期にはこういう食事が必要ですよ、こういうカロリーが必要ですよいうことを常々言っております。先般のクロス分析しました学力調査の中でも、市の生徒たちは、朝食はしっかり食べており、起床時刻も規則正しいと、これは県とか全国の平均よりもそういうデータも出ておりますので、それは随時浸透しているものと思っております。今言いましたように、給食だよりを通して押えていっております。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  総合的に私も調べた結果、何が大切なんかというのは、やはり好き嫌いがない子を育てていかないとだめなんです。好き嫌いのない子、今の時代、親が好き嫌いがあるから、子どもに対して指導ができないんですね。そういうことを知っておられますね。ありますか、現実として。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  知っております、答えは。だから指導できない。食べられないものがあっては、こういう貧弱な体になりますよ、精神的にも弱くなりますよ、病気にかかりやすくなりますよということを知っておらないから言えない、そういうことだと思います。そういう親がおり、あるいはそういう家庭があることは十分知っておりますので、啓発していっております。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  年齢がいけば、当然血管が弱くなる、血管が弱くなれば、脳梗塞なり心筋梗塞なり、血管が破れたりする状況が最悪の状況なんですけども、そういうふうにならないために、血管を強くする食事とかいうのがあるんですけども、そういうのはご存じですか。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  少し専門的になりますので、ちょっとわかりません。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  それではまた勉強しておいてください。わからなかったらまた聞きに来てもらったら私が教えますので。  それでは、3番目の龍野北高校の技術の提供できる場ということで、非常に細かく教えてもらって、わかりやすい面、できる面はできる面でやっているというのが先ほどの答弁である程度わかってきたというように思います。それ以外にでもできることがあるんですね。この間も姫路の山陽中学、ここの子どもたちが、生徒の代表なんですけども、皆が手づくりで年配の人に教わって門松をつくって、それを設置しているというような現実もありますのでね。体はどんどん使っていかないと、怠け癖がつけば、やはり一生怠けてしまいますのでね、やはりそういうこと、怠けるという、そういう言い方は悪いですけども、何とか子どもたちにいろんな知識を与えて、いろんな技術ができるような場をつくってあげたらということを私が言いたいんであって、よろしくお願いします。どうでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  答弁でも言いましたように、そういう場はどんどんこれから提供していきたいと思っております。ただ、高等学校としましても、教育課程もありますので、今言うて、じゃあ1週間以内につくってこい、お願いしますというものでは、ちょっと学校に対しても失礼かと思いますし、子どもたちも勉強しておりますので、やはり時間をかけて、こういうものを構想を練っているのでお願いしたい。あるいはできたものに対して、お互いにディスカッションしながら、さらに子どもたちの参加力も高めていきたいと、こういうように考えております。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  よろしくお願いします。  それでは、4番目の新宮駅周辺整備で、先ほども答弁の中で、まちづくり交付金事業でやっている公園もあるということを言われましたけども、私は、子どもたちが遊ぶということを言っているんですよ。子どもたちがそのまちづくり交付金事業でできた公園で遊べるんですか、どうですか。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  新宮中央公園につきましては、このまちづくり交付金事業でやっておりまして、その当時、子どもたちが、例えばブランコで遊ぶとか、いろいろ地元のほうで協議していただきまして、自然に親しむような芝生とか、そういう木を触ったりということで、自治会のほうでそういうふうに言われまして、そういうふうな公園をつくったわけでございます。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  あれは何も自治会全体で話し合われて決定したものじゃないですよ。私、聞いていますけど、地元の方から。今言われたように、自然に触れ合う、非常にいいことですけども、今言われたブランコがあるんですか。知らない人が聞いたら、交付金事業でその場所でブランコでもと言われたけども、ブランコないですよ。だから、私が言っているのは、子どもの遊び場ということですよ。だから、そういうことを前向きに検討してもらいたいということです。時間がないですので、どないですか。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長
    都市建設部長(山本 実君)  今現在、駅の北側で行っております遺跡公園につきましても多目的公園等を考えておりますので、そちらのほうで。それとまた北公園ですかね、そこにはブランコ等もありますので、できましたらそちらの方で使用していただきたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  どこに何がありますと、新宮駅の近辺にこういう施設がありますということを幅広く自治会などに訴えて、また住民の人がわかりやすいようにPRもお願いしたいと思います。  それと、駅前整備という、私も言っていますけども、なぜ駅前整備をするのかということを、基本的なことですけども、教えてもらいたいです。JRの高速化と、そういう駅舎もこれも新築してもらうということで、前向きに非常に行政側として取り組んでおられるというのはわかりますよ。何のために駅前整備をされているのですか。それと、何のためにディーゼル化で高速化を図られているんですか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  新宮駅の周辺につきましては、総合的な計画として計画を位置づけられておりましたので、そのように進めております。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  もうちょっとやはり住民の人が喜んでいただけるような事業を進めてもらいたい。  この間、ちょっと聞いたんですけども、新宮の地域内の議員が高速化に反対して同盟会に出席したということを話したんですけども、誰が出席したか知っておられないですか。聞きよった内容、私もJRのほうへ電話を入れて聞いたら、どういうことかと言いますと、姫新線が高速化になれば、この間の福知山線の二の舞になると。だけど、姫新線の高速化というても110kですよ。それにあわせて下もレールも皆変えましたよ。他のところ、山陽本線なりどこでも列車がありますけども、ほとんどそれぐらいのスピードでどこでも走っていますよ。そんなことに耐えられんような運転手だったらもうやめたらいいんですよ。私はそう思いますよ。そんな物騒やと、高速化になって、私、もう危ないから運転できないというそんな弱い運転手がおるんだったらやめたらいいと思いますけども、それと同じような感覚で行かれた議員がおるらしいけども、それがちょっとわかったら教えてもらえませんか。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員に申し上げます。ただいまの発言は通告外の質問ですので、控えていただきますようによろしくお願いします。  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  それでは、時間がないですので、免許証返納サービスと6番目の国道179号、県道44号、市道片島土師線、ふるさと林道、これ全部一気にいきますので、よろしくお願いします。  免許証返納サービスに絡ませて、当然この県道44号線の場所も見てもらったらわかります。これが開通することによって、周回道路ができるんですね。今の場合は行き止まりですから、またUターンをして何をするにしても計画ができない。だけど、この県道44号線というのは、何のために県道として指定されているんですか。これが、ふるさと林道の問題にしても、ふるさと林道はなぜ凍結されたかといったら、県道44号線が前向きに行くからということで、ふるさと林道を凍結されたんでしょう。今の現状でこの県道44号線が前向きにいかないんであれば、そのふるさと林道をやっぱり前向きに考えてもらって、先ほどの答弁にありましたように、非常に事業費が高くつくと言われましたけど、事業費は用地代を含めて幾らかかるんですか。用地代は記憶にありますけども、全部で私は3千万ほどやと思っていますよ。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  誠に申し訳ないです、事業費につきましては、確認しておりません。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  事業費を確認しないで、多額の事業費がかかるということをなぜ言われたんですか。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  これにつきましては、兵庫県のほうに確認しまして、多額の費用がかかると伺っております。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  私が言っているのはふるさと林道ですよ。県道44号線は、もう要らんことを言ったらまた時間がなくなるけどね。岩盤が柔らかいから、以前予定したより、岩盤が固ければ5、60億でできるんでしたが、柔らかいから100億かかると。だから、私が以前から言っていますように、100億もかかるんであれば、何もその計画をしないで、最初からのまっすぐ費用がかからない方向で動いてくれということを私、以前にも言ったと思うんですが、なぜそれがいけないのか、動かれてないんですか。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(濱 光治君)  先ほど申されましたふるさと林道の整備に絡む概算の総額ですけども、こちらでつかんでいる数字は16億3千万円でございます。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  たくさんたつの市内にも、平木からどどんと東向いたところでもたくさんいろんな道ができていますけどね、あれ用地買収とか、通告外になってしもうたらまた言われるかもわからんけどもね、非常に道路がたくさんある中でそういうふうに道路をつくっているんですよ。これは事業費はどういうふうに考えておられるんですか。道路がないところと比べて、行き止まりの、以前にも言いましたけども、孤立集落ができそうなところと比べて、道路が何ぼでもあるところをまだそれ以上に整備する、それをどう因果関係、これはおかしい、誰が考えても地域を差別しているんかなとか、やはりばかにされる材料にこれはなっておりますので、その点をやはり考慮の上で前向きに考えてもらいたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  県道44号線のことでございますが、これにつきましては、先ほども言いましたように、兵庫県のほうへ強く要望してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○24番(楠 明廣議員)  今言うたように、真っすぐの要望を私は言うておるのに、何でそれで動けないんやということを言うてもらわんと。  国見山へ行く道路がトンネル区間が2.4kできる、トンネル区間2.4kの事業費が岩盤が弱いから100億かかると、だからそんなにかかるんであれば、これは要らんと、それであれば真っすぐ抜いてもらいたい、そちらの方が事業費が安く上がるんであれば、そっちに抜いてもらいたいと言っているにもかかわらず、いまだにその国見山の事業費がどうやこうやということを言われておるけども、何で真っすぐに抜く方向で話ができないのかということを言っているんですよ。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  この件につきましては、兵庫県に対して強く要望していきますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  179号線の歩道、これを今も言いましたけども、事業費の問題ということを言われたけども、何で知恵が出せないのかということを土木に言ってくださいよ。白線を入れて50pほどしかないんですよ。それの横に水路があるんですよ。誰が考えても事業費がかかるんであれば、水路の上にグレーチングをすれば、80pから1m、これだけスペースがとれるんですよ。そうすれば、そこらに墓があるとか、いろんな土地を持っておられる方がたとえちょっとでも歩けるんですよ。そこを歩いてそこに行けるんですよ。それだったら事業費もかからないでしょう。そういうことをちょっと考えてもらいたいということを言っているんですよ。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  179号線の歩道につきましては、県のほうと相談をしまして、県のほうが、一応計画はあるが実施年度は未定ということを聞いておりますが、JRのほうに歩道を設置するようにJRと今後協議をしていくと伺っておりますので、また結果次第、ご報告させていただきます。 ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員。 ○24番(楠 明廣議員)  JRの用地も私が以前話をして、JR側が用地を売りましょうと言ってから4年放ったらかされておるんですよ。その当時、今年やめられた方が課長がどこかで嘱託でおられるけども、その方もなしのつぶてですよ。あかなんだらあかんということで、そういうことを言ってもらわないと、その分の2年、3年がみんなもうこれだめになるんですよ。だから、そういうことも前向きに、何があっても皆前向きにいくように、また一緒に頑張りましょうと思いますが、どうでしょうか。
    ○議長(角田 勝議員)  24番楠明廣議員、もう時間が終了いたしました。ご理解ください。 ○24番(楠 明廣議員)  わかりました。ありがとうございます。 ○議長(角田 勝議員)  次に、18番井上仁議員。 ○18番(井上 仁議員)(登壇)  通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。  私の質問は、ごく単純な疑問によりまして質問いたしますので、答弁も簡潔にわかりやすくしていただきたいというふうに思っております。  皆さんご存じのとおり、工事請負契約の議決ということで、これ、たつの市の大きさでも1億5千万円以上の請負契約というのはめったにないわけでして、今その中でも2つあるわけですね。それで、それの1点目は半田神部中央雨水幹線整備事業工事、もう1点は道の駅建設工事ということでございますが、これが両契約とも工期がかなり延長されていると。これは契約変更に当たるのではないかという疑問を抱いておるわけでございまして、そういうふうに思いまして、いろいろ調べたわけですけど、2点目、3点目に、契約変更に当たるとすればなぜ議決しないか、契約変更に当たらないとすれば議決したのは何々かということですけど、この2、3点目は、実は私もいろいろな観点から調べてみましたけど、契約議決の変更には当たるとは思われない、したがいまして、2、3点目は削除したいと思います。  しかし、工期というのは非常に重要な要素を占めておりまして、たつの市の規則の中には、工期を2、3カ月延長するようなことがあれば、ペナルティーとして、その業者の原因であれば、2カ月から3カ月の指名停止、それ以下であれば1カ月というようなことで規則で決められておるわけですね。  それで、この両案件とも議会に議決したときの様子を皆さん思い浮かべていただきたいと思うんですが、工期は、半田神部中央雨水幹線整備工事が来年の3月31日、道の駅建設工事が11月30日という工期で皆さんに参考資料で示したというのが当局の運びです。参考資料であるから契約変更には当たらないと、こういうふうに多分行政側はおっしゃるというふうに思いますので、これは削除いたします。  したがいまして、その議決はしてないけど、議会に工期はここまでですよというふうに説明されたということは、議決と同意語やと私は認識をいたしております。  したがって、これを延長するこということになりますと、どこかに原因があったと、ペナルティーが科せられるわけですから、どこかに原因がなければならないというふうに思うわけです。したがって、ペナルティーを科せないというのであれば、原因が何であったかは、議会で議決した案件でございますので、議長を通じて議会に説明すべきです。議決変更には当たらないけど、こういう要因で工期が延びておりますということで説明すべきというふうに私は思っております。これはやっぱり情報を議員が共有するということで、私は重要なことやと思うんです。  ちょっと例を申し上げますと、道の駅、11月に終わって12月からオープンやというふうにどこかで見たことがあるのにどないなっとんやという市民の方々が大勢いらっしゃいます。今まだ工事中でございますね。したがいまして、その市民の皆さんが情報として持っておられるのは、議会議員、我々が得た情報と全く一緒やと。ところが、できていく過程は、まだいまだにできていない。議会として、やっぱり説明を受けなければならないというのは、道の駅に限って言いますなれば、次の指定管理者が決まりまして、条例も制定されて、利用料というのが、12月1日にオープンしたら、要するに受けた清交クラブが家賃を払わないかん。それから、そこを利用した利用料の4千円、2千円とかという数字があると思うんですが、これを何回に見積もっておったかということは、行政の収入が減ったということになるわけですね。これをやっぱりきちっとした形で我々が住民代表として市民の皆さんに答えるということをしていただかないといかんのではないか。この工期をうやむやにするんでしたら、これから議決事項でないんですから、工期と聞かれたときには、でき上がりまでと言って欲しいと、でき上がりまで、それほど重要なことやと私は思っております。  もう一点、雨水幹線ですけども、議案第76号に繰越明許費の補正で4億円余り出ています。こうなる前に、まだ来年の3月31日までは時間があるんですけども、もう今時点で繰越明許費で補正をしなければならないという議案ですよ。これは明らかに契約変更ですよ。議会の議決を経るということは、可か否かは、これはヒフティヒフティやと私は思っております。したがって、これは明らかに契約変更です。議会の議決を経なければならないという議案ですから。こういうことを含めて、それでこの2件とも入札が確か不調やったと思うんですね。ぎりぎりのところで話し合いによって相手方を決めたというふうに理解をいたしております。そういうことで工事を請け負ってもらった中で、工期が延びる、予算は変えない、こういうことになりますと、どこでそういうことを補正するんですか。どこで賄うんでうか、補うんですか。例えば、道の駅、市長の前回の議会の終わりに、あいさつでちょっと言われたんです。あそこは実は精錬所跡でして、鉄鋼ののろみたいなものが、割ってもなかなかというようなことで、その始末にかかったというんですけど、それがもしそうとするならば、基礎がかなり設計変更されておるんではないかというふうに疑われても仕方がない。  それから、もう一点は、そのことを知ってなかって設計した、これは、例えば、知ってなかって設計したとしたら誰の責任なのかということを明確にしておかんとペナルティーを科せないということの証明にならない。  もう一点の雨水幹線においては、この間の佐用の水害ですね、あれを経験しておると思うんですけど、確か馬路川は、揖保川の水位が上がって、樋門を閉じてポンプを運転したというふうに私は思っております。それなのに、設計段階でJRが雨期だけ避けてくれと言われた。簡単にそう言われて、明許繰越で工期を延長すると。これは最初から地上に出ておるんですから、JRの線路の下をまたぐというのは当初から計画されておったと思うんですね。あの雨水幹線の必要は、要するに国道2号線とJRが盛り土でできとうから、北側が雨水でつかるというのを水害を阻止するための大工事やというふうに思います。工期を延長しておる間に、もし天変地異があったら誰が責任をとるんやということが心配されます。  もう一つは、あれも請負契約をする寸前に相手方が指名停止になった、それで急きょ今の業者にかわったという経緯があったと私は記憶しております。これが間違いでしたら、幾らでも言ってください。  それで、あの工事も要するに入札が不調やって、確か話し合いで値段を決められたというふうに記憶いたしております。私は知りませんよ、この工期を延ばすことによって、どれだけ業者が利益が損なわれるか。聞くところによりますと、あの立坑を1カ月維持しようと思ったら、7、800万円要るというふうに私は専門家からお聞きいたしております。そういうこともありますので、やっぱり行政側と議会が情報を共有して、監査委員から指摘されても、十分説明のつくようにしていただきたいということが私の質問でございます。二遍も三遍もやりとりをしようとは思っておりませんので、一遍で終わりたいと思いますので、きちっとした回答をよろしくお願いします。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○企画財政部長(田口隆弘君)(登壇)  18番井上仁議員のご質問の工事請負契約の議決についてのうち、工期の変更につきましてお答えいたします。  工事請負契約の締結については、地方自治法第96条及び同法施行令第121条の2の規定に基づき、市においては、予定価格1億5千万円以上の工事請負契約締結に際して、議会の議決が必要であり、当該契約を変更しようとする場合におきましても議会の議決を要するものとされております。  契約は、工事名、場所、工期、請負金額、保証金等を基本事項としまして、詳細な契約内容で、お互い対等な立場での合意契約となっております。  議決した請負契約の変更であるにもかかわらず、なぜ再議決を要しないかということでございますが、契約事項のうち、工期を議会の議決事項とするか否かについては、行政実例において、工期は天候、その他やむを得ない事情により延長されることも多いことから、議決事項に含まず、議案の説明において明らかにすることが適当であるとされております。  したがいまして、たつの市におきましても、工事請負契約の議決事項は、契約の目的、契約の方法、契約金額、契約の相手方の4項目とし、議決事項でない工期につきましては、議案参考資料で説明させていただいております。  なお、これらのことから、議決を得た工事請負契約の工期の変更につきましては、本会議あるいは委員会等において報告してまいりたいと考えております。  また、半田神部中央雨水幹線築造工事の変更につきましては、金額、工期を変更するため、今議会に提案しております補正予算の議決を受けた後、3月市議会定例会で契約変更の議案を提案させていただく予定でございますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(濱 光治君)(登壇)  引き続きまして、4点目の道の駅の工期変更による指定管理者への迷惑についてでありますが、工事の進捗状況及び工程につきましては、定期的に県、市、建設業者や指定管理者などが出席をいたしまして確認し合い、工程打ち合わせや道の駅みつ地域協議会等の会議で常に連絡・協議を行っております。よって、市が指定管理者に迷惑をかけているといったことはないと認識をいたしております。  次に、5点目の工期変更による計画変更のペナルティーについてでございますが、協定書には、もちろん損害賠償や指定取り消しの取り決め等がございますが、指定管理者には理解をいただき、双方が確認をした上での協定書の締結を進めているところでございますので、契約に違反している状況にないと理解をいたしております。よって、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  18番井上仁議員。 ○18番(井上 仁議員)  最初の財政部長は、私の言わんとしておることは理解できとうというふうに認識いたしておりますが、濱部長ですね、何も私は迷惑をかけておるんじゃないのかというのは両方あると。工期が延びたことが原因が何やったか。それで、条例の制定は11月30日が期限として12月1日からの計算がされてあるはずだというふうに申し上げておるわけでございまして、そして、要するに議案にはこういうものは書くんですよという企画財政部長の言われることは、聞かんでも私のほうから言いましたやん。議会人としては、要するにそういう工期までをきちっとして議決というふうにして欲しいですけど、要は議案の定義というのも私も調べてみましたけど、議案とは、ここまで書かんと議案の用をなさないという定義はないわけですよ、地方自治においては。そのことも承知しておりまして、だから、工期が延びるというようなことは非常に大変なことやと。要は推進なんていうのは、工期が決められたらそれよりも短期間のうちにやるとまだ利益も出るんですけど、あんなもの何カ月も延ばされて、一旦抜かんならんし、立坑の水はかえ出さんならんし、電気代から何からといったら大変な負担やというふうに私は聞いております。  したがいまして、こういう原因でこうなりましたんやというのを私たち議会もたつの市をよかれということで皆お互い頑張ってきたわけですから、もっと早くこういう疑問を出す前にきちっとした議長を通しての説明をしていただきたいというのが私の本心でございますので、そういうふうに申し上げておいて私の質問は終わります。 ○議長(角田 勝議員)  次に、3番山本修三議員。 ○3番(山本修三議員)(登壇)  議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、2点の質問をさせていただきます。  1点目は、JR竜野駅及び周辺整備とバリアフリー化についてでございます。  地元住民、また駅利用者といたしましては、竜野駅及び周辺整備は早期に取りかかっていただきたいと思っておるところでございますが、現在、揖龍南北幹線、また姫新線、本龍野駅周辺や播磨新宮駅周辺整備など、半田神部雨水幹線等の大型プロジェクトの事業が継続中でありますが、山陽本線竜野駅及び周辺整備について、市としてどのように考えておられるのか、まちづくり懇談会等でもよく話題にはなっておりますが、あえてお尋ねをいたします。  また、竜野駅のこの周辺整備が諸般の事情で早期に取り組むことが困難な場合、竜野駅構内の陸橋にエレベータを設置し、バリアフリー化を先行して整備できないかをお尋ねいたします。  2点目は、たつの市内小・中学校生による弁論大会の開催についてでございます。  昨年まで旧揖保川町の小・中学生による弁論大会「僕の主張、私の主張」というのが青少年健全育成月間において、30年間続けて開催されてまいりました。今年からもまた形がかわって行われるのかなと楽しみにいたしておりましたが、行われなくなったのはなぜか、お尋ねをいたします。子どもたちの主張を大人、地域の市民の皆さんが聞けると楽しみにされておられた方も数多くおられたと思うんですが、いかがでしょうか。そして、今後、たつの市内の小・中学校生が主張を述べる弁論大会を開催されることは考えておられませんか。  以上、2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(西田正則君)  3番山本修三議員のご質問の1点目、JR山陽本線竜野駅及びその周辺整備、バリアフリー化についてお答えいたします。  議員ご高承のとおり、現在、大型プロジェクト事業として、本龍野駅周辺整備並びに播磨新宮駅周辺整備事業や半田神部中央雨水幹線工事等を実施しておりますが、竜野駅及び周辺整備につきましては、これらの事業が完了する平成24年度以降に検討していきたいと考えているところでございます。しかしながら、これらの駅及び周辺整備事業を実施するには、地域住民の強い熱意と協力が大きな要素となるとともに、地域主体の積極的な取り組みが事業推進の原動力と考えておりますので、ご理解とご協力をお願いする次第でございます。  次に、竜野駅舎のバリアフリー化については、駅舎の橋上化と同時に行いたいと考えておりましたが、橋上化の実施には相当の期間を要することから、社会的な弱者である高齢者や障害者等の移動が容易にできることを特に優先いたしまして、先行して実施する必要があると考えたところでございます。  さて、駅舎のバリアフリー化を整備する事業としては、公共交通バリアフリー化推進事業がございます。この事業は、鉄道事業者が事業主体となり、国、県、市が補助する事業でございまして、従来は1日当たりの乗降客数が5千人以上の駅が対象となっていましたが、このたび5千人未満の地方拠点駅にも補助が拡大されてきました。そこで、従来のまちづくり交付金事業実施より安価な負担金で実施できることを考慮して、駅周辺整備に先行して、竜野駅舎にエレベーター等を設置するバリアフリー化整備をJR西日本に強く要望しておりますので、なお今後とも強く続けてまいります。ご理解を賜りますようお願いいたします。  なお、2点目のご質問は、教育事業部長に答弁いたさせます。 ○議長(角田 勝議員)  教育事業部長。 ○教育事業部長(田中 守君)(登壇)  引き続きまして、2点目のご質問のたつの市内小・中学校生による弁論大会の開催についてお答えいたします。  弁論大会は、揖保川青少年育成育成協議会事業の一環として、子どもたちが意見、主張を述べたり、それを聞いたりすることにより、家庭や地域が一体となり、青少年が心身ともに健全に育つことを目指して実施してきたところです。  そこで、長年続いた伝統あるすばらしい弁論大会を本年度も実施すべきものとして青少年健全育成協議会と折衝を重ねてまいりましたが、小・中学校において、新型インフルエンザの流行による学級閉鎖、学年閉鎖に伴い、授業時間数が減少したため、やむなく中止せざるを得なくなりました。今後、入念に調整を重ね、平成22年度はより一層充実したすばらしい弁論大会の全市的な実施に向け、計画しているところでありますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  昼食のため、休憩いたします。  午後の再開は、午後1時からといたします。              休   憩  午前11時57分              再   開  午後 1時00分 ○議長(角田 勝議員)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  3番山本修三議員。 ○3番(山本修三議員)  ただいまご質問をいたしました1点目に関しましては、市長のほうからよい返答をいただいたと思っております。一日も早い早期実現に向けて邁進していただきますようお願いを申し上げまして、1点目に関しては再度の質問はいたしません。よろしくお願いします。  2点目の全市の小・中学校生が主張を述べる弁論大会を開催することは考えておられるかということにつきまして、部長のほうから今後やっていきたいという、これも前向きな返事をいただいたと思っておりますが、現在、市内の小・中学校でそのような弁論大会を取り組んでおられる学校は何校ぐらいあるんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  教育事業部長。 ○教育事業部長(田中 守君)
     市内では、半田小学校と龍野の神岡小学校。2校だけです。 ○議長(角田 勝議員)  3番山本修三議員。 ○3番(山本修三議員)  もう一点、旧新宮町内も弁論大会だったかどうかわかりませんが、集いという中で何かされていたような記憶があるんですが、これも一種の弁論大会と思っていいんでしょうかね。 ○議長(角田 勝議員)  教育事業部長。 ○教育事業部長(田中 守君)  新宮町につきましても、従前の揖保川町と同じような内容の弁論大会というんですか、そういう形をとって実施されていました。 ○議長(角田 勝議員)  3番山本修三議員。 ○3番(山本修三議員)  非常に現場の先生方にもご努力いただいて、私も多少かかわっていた時期もあるんですが、現場の先生方に非常に努力をしていただいたなという思いが、そのときは大変強く思っておりましたが、今後そのような方向でされるということで前向きに返答をいただきましたので、この質問はこれで終わります。  以上。 ○議長(角田 勝議員)  次に、2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)(登壇)  1番目の質問です。  市町村など、末端の自治体の守備範囲は住民の生活に密着した部分を法的に解決することだと思います。今日、自治体運営の主要なテーマの一つが高齢社会をどう切り盛りしていくかでございます。たつのの高齢化率は国とほぼ同じ数値で推移、本年度で22.84%、基準からしてとっくに超高齢社会に入っております。さらに近年は、同居世帯が減って、人の人口は減少しているにもかかわらず世帯数は毎年増えております。こうした中で、以前になかった行政需要が生まれております。  国は、まちづくりを例にとりますと、都市計画法を改正して、地域で日常生活が満たされるコンパクトな都市設計を目指すなど、目の粗いネットはつくってくれておりますが、より詳細な部分は自治体が補完する必要があります。ところが、例を挙げると、農地管理、特にほ場整備をやっていない地域の農地、農道、水路の維持管理、あるいは独居高齢者の財産管理、生活管理、また、せんだっての議会で今川議員が一般質問で指摘されましたが、古い空き家の安全な管理・処分、道側の崩れかかった空き家などでございますが、これら社会需要が多い問題をとっても、ほとんどの自治体は国の施策に依存して、自分の地域に適合した手だてをしておりません。役割からして違うんじゃないかという感があります。だから、粗い目から問題がこぼれてしまいます。施策は市民のセーフティーネットになり得ていません。そこで、総合的な視点から社会を見るラインではなく、施策機能を持った部署として、高齢社会対策室のようなものを設置してもいいのではないかと進言いたします。自治体には財源がないから施策展開はできないという回答がありそうですが、問題を研究して知識のストックを持っておくことも、地方分権の視点からしますと、重要なことと考えますが、いかがですか。  2番目の質問に移ります。  市内の通過道路は一応確保されているという認識を持っております。足りないのは、家の周辺の生活道路、市内を通過しますと、セットバックをしている家もあるが、全部ではありません。新築家屋であるのにしていないものもあります。市は、建築確認の認可機能を持っておられるのだから、積極的に日常生活域の道路確保のために通路として活用したらいかがですか。  次に、人事施策についてささやかな質問をいたします。  1番は、まず受付への職員配置です。市役所を訪れる市民の皆さんが口にする一つに受付の問題があります。その声を要約しますと、受付に2人も配置しているのは、市は暇なのか、あるいは職員が多過ぎるから受付に2人も置いているのか、異常な感がするという市民の声です。  2つ目に、受付の前を通るたびに大きな声であいさつをされると通りにくい。受付を避けて南のドアから目にもとまらぬスピードでさっと入るか、あるいは北の入口から入るようにしているという人が結構あるんですね。市役所に来る人は、市の各部署に来る人と、1階の銀行のサービスカウンターに来る人の2種類があります。この人たちの生の声なんです。  それに対して、私は、お会いする市民の皆さんに、市政のお客様を体感してもらうため、各部署から交代で座っております。職員教育の一環として総務課がやっていると説明していますが、心証の悪さを解くまでには至っておりません。  次に、まちづくり塾についてお尋ねいたします。  市職員と市民と一緒になって問題に取り組み、職員に民間感覚をつけてもらおうという趣旨の事業と承っております。総務課の肝いりで始まった事業ですが、事業の採択当初は実効性があったでしょうが、今ではネタも尽きて新鮮さもなくなり、事業の存在意義がなくなっていると思われます。職員も人事考査の材料にされてはたまらんと、休日を返上して参加しているものと推察します。労に比べて研修効果は薄くなってしまっているんではないでしょうか。官公庁は一度採択した制度は存在意義がなくなっても改廃しようとしないきらいがあります。とかくフットワークが悪い。  以上、これら2つの施策はもう役割を終わったのではないでしょうか。来年度からは新たな研修方法を考えたらいかがですか。  以上で私の質問を終わります。 ○議長(角田 勝議員)  副市長。 ○副市長(松尾和彦君)(登壇)  2番森本重宣議員の第1点目、高齢社会での自治体の役割についてお答えいたします。  議員ご承知のとおり、平成11年の地方自治法の改正により、新たに第1条の2が新設され、国と地方公共団体が分担すべき役割が明確にされました。これは、地方公共団体は、地域における行政の実施の役割を広く担い、国は、本来果たすべき役割を重点的に担い、住民に身近な行政はできる限り地方公共団体に委ねることを基本として、地方公共団体との間で役割を分担するとする基本原則であります。  このことは、地方分権が指し示すそれぞれの地域のあり方はそれぞれの地域が自ら決定することが望ましいという地域の自己決定の理念であり、市長がかねてから提唱しています自立に結びつくものと理解いたしております。そして、その実現のためには、市民の声を聞き、よく吟味して、独自性、独創性のある施策を展開していくことと認識いたしております。この点については、議員と同じ見解を持っております。  さて、議員からご指摘いただいた幾つかの行政課題につきましては、少子高齢化社会の社会的背景のもと、民事いわば個人の問題として解決すべき事案が処理できなくなりつつある現状は十分把握いたしております。そこで、本市では、個人の問題であってもできる限り相談にのろうということで、なんでも相談課を新設いたし、対応いたしております。また、議員が例題としても出されました独居高齢者の財産管理等については、成年後見制度利用事業を平成18年4月に施策として取り上げ、側面的に支援しております。  いずれにいたしましても、すべての私人の問題を行政で行うことは、実態的に無理がございますし、水路等のインフラ整備については、財政面を考慮すれば困難と考えますが、管理者が不在の施設の管理については、何らかの形で自治会等の協力を得ながら支援することについて調査研究してまいりたいと考えております。  次に、組織・機構につきましては、合併後、既存概念にとらわれることなく、先ほど申し上げましたなんでも相談課をはじめ、行政改革推進室、危機管理課、いじめ対策課などを新設してまいりましたが、これらはまさに今日的課題に対応した組織・機構であると認識しており、今後におきましても、議員のご提言や市民の皆様のご意見を吸収し、効率的で効果的な組織・機構を構築してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。  次に、ご質問の2点目、生活道路のセットバックの活用についてお答えいたします。  セットバックによる土地を公共用地として活用することは、個人の財産に制限をかけることになります。そのため、地権者の了解を得るために、道路種別ごとのセットバックに関する要綱等による指導を行う必要があると考えておりますが、用地の取得方法や境界確定に多額の費用が伴うことや、セットバックに対する地域の足並みがそろわないこともあり、既存のセットバック用地の活用は行っておりません。  しかしながら、現行の建築基準法に基づき、中心後退したことで生み出された土地を活用できれば、安全で安心なまちづくりにつながるため、他市町の先進事例などを参考にしながら今後調査研究していきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○総務部長(山口 昇君)(登壇)  引き続きまして、3点目のご質問の人事施策についてのうち、1番目の受付への職員配置についてお答えいたします。  本庁舎正面玄関の市民相談コーナーへの職員配置につきましては、担当職員1名と、来庁者からの各種問い合わせ等に瞬時に応対させることで、接遇能力の向上、的確な判断能力の育成、また市民の声を直接聞くための職員研修の一環として、職員1名を交代で配置しております。  議員ご指摘の受付に2人を配置しているのは過剰ではないか等、一部の市民から意見を出されているのも事実ですが、それにもまして平成19年9月定例会で沖田議員のご質問にも答えしたとおり、「大きな声であいさつをされて気持ちがよかった」「素早い案内により、短時間で目的が達成されて大変助かった」等の好評なご意見の方が多数であります。  また、市民相談コーナーを利用される来庁者は、毎年約1万5千に上っており、必要な事業と認識しております。  以上のことから、職員による案内、相談業務の研修につきましては、来年度以降も引き続き実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。  次に、2番目のたつのまちづくり塾についてお答えいたします。  ご高承のとおり、たつのまちづくり塾につきましては、平成16年に旧龍野市で市民と職員の協働をテーマにスタートし、今年で6年目となります。その間、まちづくり塾に参加された市民の方は243人、職員242人、全体で485人と多くの方々が参加されており、合併後においては、その参加者も全市に広がりを見せ、新たな施策展開にもつながっております。  また、事業内容につきましても、16年度から18年度までの調査研究、提言を行う事業から、19年度からは実践活動も行う事業へと改革し、市民と職員が連携する市民参加型の行政施策として、他の自治体からも視察に訪れる事業として注目を集めてまいりました。  まちづくり塾の本来の目的は、職員研修としての位置づけもさることながら、市民参加型のまちづくりの推進という点に重きを置いており、例えば、めぐり愛たつの、がんばれ姫新線、緑の探検隊、廃油座、遊友楽座、プレパーク赤とんぼなどは、事業終了後も自分たちで資金を調達し、さらに内容を充実して継続、実践いただいており、まさに魅力あるまちづくりとまちの活性化に貢献いただいているところでございます。  今後におきましては、たとえ応募者が少なくなったとしても、市民にまちを活性化しようという意気込みやまちづくりへの大きな夢と希望を抱いていただけるよう、まちづくり塾の運営形態を修正しながら、継続、発展させたいと考えております。  いずれにいたしましても、ご提案のように、すべての事務事業については、常に事業評価を行い、実施内容の修正やスクラップ・アンド・ビルドをしていかなければならないと考えております。  最後に、総括といたしましては、今後の市政運営におきましては、職員の資質向上こそがそのキーポイントとなり得ると認識いたしており、常に新たな研修のあり方を調査研究し、実践してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  はじめのご答弁、認識は了解しますわ。そこで、各論に入って、あなたのほうからおっしゃるのは、なんでも相談室とか、あるいはいじめ対策室等を置いていると、私が例題で指摘した2番目の件では、成年後見人制度が十分に働いておるという認識を持っていらっしゃるんだけどね、一つひとつ、私、ちょっとものを言いたいんやけど、例えば、成年後見人制度、何人が利用していますか。実態をわかっておってそんな答弁しておるんでしょう。ちょっと合わんね。  それから、なんでも相談室、これいつか質問したいと思っていたんですがね、何人いていますか、他市の方はしておらんでしょう。いじめ対策室も同様ですけどね。教育関係の組織、幾つかつくっておられるけど、まだ整備をやってませんわな。今回の補正予算でも、広報センター、あれの整備もまだようせんでおるんやなという認識を持ってますけどね。お口を多く重ねてどれも機能しないという実態でしょう。私は今申し上げておるのは、地方分権になった場合は、ラインではなく施策機能を持った自治体にしていかなきゃならんと。さらに施策展開はいいですわ。知識のストック自体が市の財産になるんですよ。そういう観点から、総合的に考えるような包括した機能を持った部署をつくってもいいんではないかということを言っておるんですわ。お考えをお伺いします。 ○議長(角田 勝議員)  副市長。 ○副市長(松尾和彦君)  ただいまの2点目のご質問でございますが、市といたしましては、先ほど申しましたように、なんでも相談課等々、今まで対応してきたわけでございますが、なんでも相談課につきましても、毎月ずっと統計が上がってくるわけでございますが、何百人といった数が上がってきております。  それと、成年後見人の関係ですが、これにつきましては、18年度が1件、19、20と議員指摘のように0件といった件数ではございますが、そういった市民のご相談がないということではございますが、もしそういったことがあれば対応できるように行政としては措置をしておるということを言いたかったわけでございます。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  ちょっと言うておること、枝葉のほうの答弁をしたってしようがないわけです。根幹の考え方を聞いておるわけですわ。私は枝葉は聞いてない。もう一回、答弁。 ○議長(角田 勝議員)  副市長。 ○副市長(松尾和彦君)  当然行政としては、今後の少子高齢化社会において、やはり対応すべきことについては、1回目の答弁で申しましたように、調査研究をしていくということでご答弁をさせていただいております。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)
     もうひとつ親切な答弁と違うね。市長、私はこれ当然市長が答弁されておると思っていたんですわ。市の行政機構の根幹にかかわる問題ですから、市長はどういうご認識をお持ちでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(西田正則君)  全体を通しておっしゃる意図は十分理解できます。例えば、政権交代、さらに日本の政治そのものが変わろうとしているときに、今までの単なる一般的、総括的、概括的な公理論でそれぞれの各地域の行政をやっていくというのはおかしいんじゃないか、もっと生活に密着して、その地域の特色、特殊性を生かしたようなきめ細かい方策を練ってやれと、こういうふうにおっしゃっておると受けとめております。  今、個々にわたって申し上げておるのは、それぞれの分野で、お説のようにメリット、デメリットはあるわけでございますけれども、例えば、玄関においても、研修の意味でそれぞれの各総合支所も交代交代でやって、そしてどういう課があって、どういう仕事がある、勉強というものも研修というものも兼ねておるということだけつけ加えさせてもらいます。だから、それが完璧なそのガイドをやっておると、オンリーそれやということで申し上げておるんじゃございません。もちろん高齢化社会の相談室云々のお話も出ておるわけでございますけれども、ちょっと趣旨が違っておるということをご理解いただきたい。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  市長、問題を混同してもらったら困るんだけどね。今言っておるのは、1番目の質問、従来の今の市の機構の中では解決できない課題が多いんと違うかということを言っておるわけですわ。それで、それを各部署で解決するんではなくて、包括的に考えるような部署があって、特に高齢社会というのは、市においては中心的なテーマだと思うんですよ。だから、その高齢社会というものを見据えて、いろんな観点から見るような部署があってもいいん違うかということを言っておるわけなんです。  多分、なんでも相談室とかいじめ対策室というものを設置された背景は、いろんな観点から解決しようという問題意識があって、それでつくられたと思うんですけどね。高齢社会というのはもっと大きなテーマだと思うんですわ。答弁要りませんから、その辺の問題提起、一回考えてください。  次に、セットバック、これ、ちょっと認識が違うね。副市長は、行政あんまり詳しくないでしょう。あなたが答弁せんでもいいから、都市建設部長、答弁してくださいな。これ、セットバックは、この制度は経費をかけずにできるような制度設定を国のほうがやってくれておるんですわな。これ、もうちょっと活用して、地域の道路の体系を整備していくと。1件の家がセットバックしたって、部分的にしかできませんわな。だけど、長年かかってやるんだという、そういう認識を持った地域整備というものは考えられんかなということを言っておるわけなんですわ。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  セットバックにつきましては、現在4m以下の道路でしたら2mのセットバックがありますね。それにつきまして、住民の方は、持っておられる方はセットバックされます。そのセットバックした土地につきましては、あくまで個人の土地でございますので、これにつきましては、市が用地買収をするか、ただでいただくか、どちらかしなくてはいろいろ解決はしにくいと思います。  そして、登記をする上には、やはり測量をしまして、それだけのまた費用もかかります。これにつきましても市が出すか個人が出すかということもありますので、十分そのようなことを研究しまして、このセットバックにつきましては研究したいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  今前向きのこれからはしたい、これまではそういう認識は持ってませんでしたか。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  いろいろと考えたことはあるんですけど、実際に住民の方に土地を無償で提供いただくということは、あくまでも登記するのにやはり50万円から100万円くらい分筆登記が要りますので、これを市がもつか相手がもつかということは、いろいろと検討したんですけど、部分的なところもありまして、放置した状態でございます。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  ちょっと前にあなたから登記にそんなに金がかかるというのを伺って意外な感じがしたんですけどね。何でそんなに金がかかるのっていう素直な疑問、それから一つは、それをもっと安くできるような方法はないもんかなという。行政側の答弁というのは、できないという理由づくりのために困難なことを答弁するという方法があるけどね、そうじゃなしに、本当にそんなにかかるんですか。それから、解決できない問題ですか。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(山本 実君)  登記につきましては、これは正確にはわかりませんけど、50万円ぐらいかかるということは十分認識しております。そして、もし無償でいただいた場合、登記しなくていただいた場合、個人の土地が道路上に残るということで、将来にわたりましては問題を残すということですので、できるだけ登記していただきたいというのが市の考えでございます。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  登記の問題は、道づくりの一部ですわな。今の答弁で100万円の登記費用が今聞いたら50万円になる、半分になってしまった。もう一回聞いたらさらに半分になる。これは、方法によったら、また有効な方法があるんじゃないですか。一回検討して、このセットバックというのは、もっと活用した生活道路いうものを考えたらいかがですかということなんですわ。問題提起、答弁要りません。  次に、最後の3番目の質問です。  今、総務部長から受付についての認識、これは十分に市民からはよかったという人が多かったというお返事なんですが、私もあんまり問題には思ってなかったんだけどね、結構たくさんの人がそういう印象を持っておるんですわ。あなたが捉えた問題と私が捉えた問題とはちょっと違うんだけどね。たくさんの人にあたるんかもしれんけども、私が聞いておるのは、ご婦人方が数名おられて、一人がこう言われたら、「あなたもそう思っていたん、実は言わんかったけど私も」とそういうことがあるんですわ。結構多いですよ。ちょっと認識が違うんだけどね。それはどう思いますか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○総務部長(山口 昇君)  確かに認識が違うと言われましても、私のほうは、先ほどご質問の中にもありましたように、ATM、現金自動支払機へ用事で行かれる方は、やはりこの相談コーナーへ行く、前を通って支払機へ行くほうよりも南の口から入られる方は確かに多いと思います。ただ、ポストの中にも投稿されて、非常に職員に親切丁寧に案内していただいたり応対していただいたので、職員の方に褒めてあげてくださいという、多く市民ポストのほうへ投稿していただいておりますし、件数が先ほども言いましたように1万5千件ありまして、月に約1,500件ほど案内コーナーへ来られて、そこで案内していただいたり、そこの中でどこの課へ行ったらよろしいですかということを的確に案内していただくということで喜ばれているのも事実ということで、私の認識はそのように思っております。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  1万5千件を案内して、これは結構ですわ。市民は言っておられるのは、2人置いておるのは、よっぽど市は職員が余っておるのかという、そういう認識があるんです。  それから、あなたのほうがおっしゃった好印象を持たれておるという認識、これは私はは違うとおっしゃるんだけどね。もう一回よく市民の声を聞いてごらんなさい。私、これまでは総務のほうの側に立った肯定的な答弁をしておるけどね、とり方、山口部長がそれを擁護しておるんだという、そういう答弁にかえますわ。  次に、まちづくり塾、これも非常にいい成果を収めておるんだという認識を持っておられるけども、この事業は、井上課長が一生懸命探していて、福井県の事業でこういうのをやっておると、それを一部修正して、龍野に合うようにということをやってきた経緯は当時聞きました、本人からも。だけど、この事業は1回やって、はじめはよかった、だけど、ずっと毎年やっていったら、もう事業意義がなくなっておるんと違うかという、ネタも尽きてということを言っておるわけなんですわ。あなたのほうは、それに対して答えは、これまでやってきて、市職員と市民とで484名参加してきたという実績があると、実績があるものは尊いというそういう答弁やけどね、ちょっと違うんですわ、あなたの答弁の答えが。事業意義がなくなっておるという認識と、あなたのほうは、実績をつくったんだから貴重だというその答弁、ちょっと違うんだけどね、その辺はどう思いますか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○総務部長(山口 昇君)  私が申し上げましたのは、継続して実践していただいているということ、それと職員の研修の一環として、市民の方と参加して一緒に協働してまちづくりが進んでいくということは、市民との信頼関係もできますのでね、非常に大事な研修、塾であるというふうに考えております。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  はじめはいいですわな。だけど、私は過去の否定まではしようと思わない。過去においては、それだけの成果を収めたというのは、これは認めます。もう今はその過去の成果、今ではちょっと古いんとちがうかということを言っておるわけなんですわ。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○総務部長(山口 昇君)  私のほうは、これからも意義があるというふうに答えさせていただいております。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  何とも言いようがないね。行政は、とかくある程度市民の皆さんと接触しておられるでしょう。だけど、議員は、これまた広く接触しておるんですわ。その議員が日常生活の中で捉えた感覚を言っておるわけなんです。それはそれなりに尊重すべきとちがうかということなんですが、私だけじゃなしに、他の議員の皆さんの意見も含めて、それを意見が違うと、私はこう受けとめておるんだというような認識を持っては、これは傲岸不遜というんですわ。ちょっとそういう考え方を行政がしておったら、市民を無視しているようなことになりますよ。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○総務部長(山口 昇君)  市民の方が参加していただいている方の意見自体が、このまちづくり塾に参加していただいている市民の方々の意見が、非常にこの塾というのはいいなということで参加していただいて、継続していこうと、単年度ではなかなか実践できないから、実践期間も入れて2年、実践も含めてということで変革して19年度から始めさせていただいておるんです。ですから、単発で終わるんではなしに、2年実践してみてずっとまちづくりについての新しい塾として変えていくということで市民の方も喜んでいただいていると、そのように考えているところです。
    ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  あまりあなたをいじめようとは思わんけどね。市民の方というのと参加者というのは混同して言っていますわな。今聞いたら、参加者240名なにがしですよ。その人が言ったということを今おっしゃった、それで、そのことに市民がという、参加者と市民とは一緒ではありませんよ。この事業の本来意義は何なのかというのを考えて、もっと効果のある方法がないかなというのを考えたらいかがですかということを聞いておるわけなんですわ。あなたが答弁するよりは総務課長が答弁したほうがいいように思うんだけどな。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○総務部長(山口 昇君)  今後は調査研究して、より効果のある研修を考えさせていただくというふうに答弁させていただきました。 ○議長(角田 勝議員)  2番森本重宣議員。 ○2番(森本重宣議員)  答弁のときの顔が大分厳しくなってきよるね。もっとにこやかに答弁してよ。来年度はちょっと考えてみたほうがいいと思うけどね。私は親切で言っておるんですよ。ひとつよろしく。  以上で終わります。 ○議長(角田 勝議員)  次に、5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)(登壇)  通告に従いまして、質問をさせていただきます。  2点の質問をさせていただきます。  1点目、障害者就労支援の推進についてであります。  障害のある人もない人も、一人の人間として共に働き共に生活できる社会の構築を目指して、ノーマライゼーションという理念が提起されました。この理念は、障害者が健常者と共にごく自然に社会生活を営む状態をつくるということであります。障害者の社会参加にさまざまな形態がありますが、最も重要となるものは、職業を通じて能力を発揮し、生きがいを持ち、自立した生活を送ることであります。障害者の方々に直接雇用の場を提供できるのは事業主の皆様でしかありません。しかしながら、障害者の方々が働くためには、環境整備や仕事の内容を障害者の特性に合わせるなどの配慮が必要となります。厳しい経営環境であることや受け入れのノウハウがないこと、受け入れの現場での抵抗など、厳しい現状があることも事実であります。なぜ障害者雇用が難しいのか、障害者雇用を成功に導くためにはどういう支援や工夫が必要なのか。障害者雇用の実例のガイドブックを作成していただいて、障害者雇用を実現のものにしていただきたいのであります。一人でも多くの障害者の方々が仕事に就くことを通じて社会参加を果たし、働く喜びや生きがいを得られるよう、事業主の皆様のご理解とご協力が得られるように、本市としてサポートしていただきたいのであります。  次に、2点目ですけれども、ささいな理由でキレる児童・生徒が増えている、新たな指導方法が必要ではないかを質問させていただきます。  全国の児童・生徒の暴力行為は、過去最多の6万件あったと文部科学省が報告しております。全国の小・中・高校が2008年度に掌握した児童・生徒の暴力行為は、前年度比の13%増の5万9,618件で、過去最多だったことが文部科学省の問題行動調査でわかりました。いじめの認知件数は16.3%減の8万4,648件、自殺者は14.5%減の136人、いずれも中・高生だったのであります。  文部科学省は、児童・生徒は、暴力増加の背景を子どもの規範意識、コミュニケーション能力が低下したようだと分析しております。いじめに関しては、学校がすべて掌握できているとは限りませんが、どの子にも起き得る、早期の発見、対応に努めることが大事であります。  調査では、各学校からの届け出を教育委員会などを通じて集計して、暴力行為については、同省が警察への被害届を決定した小・中高生、いずれも増加しているが、特に低年齢化が進んでいる。暴行がエスカレートして死に至らしめた事件も相次ぐ。子どもの感情をどうコントロールすればよいか、本市の指導をお聞きしたいと思います。  以上2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(角田 勝議員)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(今江 伸君)(登壇)  5番沖田宏一議員のご質問のうち、第1点目の障害者就労支援の推進についてお答えいたします。  議員ご高承のとおり、近年は、障害者の雇用の促進等に関する法律などの推進によって、事業主の皆様の障害者の雇用についての理解と関心が高まり、また障害者の皆様のご努力により、多くの方が社会で活躍されるなど、障害者の雇用状況は一定の改善が見られているところでございます。しかし、一方ではまだ多くの障害者の方々が働く場を求めており、昨今の社会情勢や雇用環境に見られますように、障害者の雇用につきましても依然として厳しい状況となっております。  そのような状況の中、障害者自立支援法の施行等により、今まで以上に障害者の社会参加を進めようとする動きが活発になってきており、その実現に向け、本市としましても最大限の努力を行っていかなければならないと考えているところでございます。  障害者就労の促進のためには、議員が申されたとおり、事業主の理解と協力が不可欠でございます。そのようなことから、ご提案いただきました障害者雇用の事例のガイドブックの作成につきましては、その手法も含めハローワーク、商工部局ともさらなる連携を取り、そのサポート体制の検討を図ってまいる所存でございますので、何とぞご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)(登壇)  引き続きまして、2点目のご質問のささいな理由でキレる児童・生徒の指導法についてお答えします。  本市の暴力行為に関しましては、毎年1、2件発生しておりますが、幸い大きな問題には至っておりません。また、議員がご指摘されるような集団での暴行がエスカレートするようなこともありません。  学校での生徒指導体制については、生徒指導担当教員を中心に全職員で問題行動に関する情報共有を行い、チームで対応することを心がけております。  また、暴力行為を起こす児童・生徒に対しては、毅然とした指導を行うとともに、家庭やスクールカウンセラー、関係機関等にも連携を図りながら、その再発防止に向け取り組んでおります。さらに日ごろから児童・生徒の観察や教育相談の実施など、その未然防止に向けても取り組んでいるところです。  キレる行動の背景には、自分の感情をコントロールできない、コミュニケーション能力の低下、規範意識の低下などがあり、そのために適切な指導方法を研修するなど、予防的な視点の教育にも力を入れております。また、学校だけでなく、幼児期からの家庭の教育力も児童・生徒の成長にとって大きな影響を及ぼすことから、機を見て、このことを保護者の皆様にお伝えしたいと考えております。  今後も従来の生徒指導に加え、家庭とも連携しながら予防教育にも力を入れ、生徒指導の充実を図っていく所存でございますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)  1点目の障害者就労支援については、ハローワークと協力し、前向きに進めていくということで、それで結構でございます。  そこで、市長に就労支援についてちょっとお聞きしておきたいです。  障害者就労支援の制度は、これからどのように変わろうとも、今言うように大きな大きな障害がやっぱりあるわけです。というのは、要するに大人になっていくに対してどうしても就労しなくてはならない、親の負担があるわけですね。共に大きな悩みであるわけですけれども、そういったことを今言ったように、本当にハローワークと共に手を携えて協力してやっていかないとできないのが現実なんです。そこでお聞きしたいんですけども、とにかく一日でも早くそういうネットワークをつくっていただきたいんです。そのことに対して、市長の見解を、障害者に対しての、本当に1%いってないと思うんです、たつの市の場合。全国的にもいってないのが現状なんですけどね、それからしますと。それを今1.8%までいかないと罰金制度というのが今度法律で科せられるようになったんです。その辺も踏まえて、市長、これから一日でも早くそういうネットワークをつくっていただきたいというのが私の思いなんです。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(西田正則君)  まず、市役所内に職員雇用について、これは従来から障害者を何%か確保して、これについては努力をしておるんですけども、なかなか働く場所と、それから年齢の関係やいろんな点で数値目標に達していないことは事実なんですけれども、依然としてそれは続けておるのが1点と。  それから、いま一つは、ハローワーク云々の問題で、やっぱりこれ市役所内の雇用だけじゃだめなんです。今お説の雇用主に十分理解をしていただくと。これはもうもっともなことですわ。これについては、ネットワークは、部長が答えましたように、これは重々検討はしておるんですわ。一層それをきっちり体系的にまとめるということはやります。  それから、3つ目に、夢トークというので、この間も5日ほど前に大勢、西播磨養護学校のご父兄が来られたわけです。それからまた、親の会というのがあって、それで、要は小学部、中学部、まあ高等部はちょっとしかないんですが、それぞれの段階でも市の行事とかあるいは地域の行事、それについていろんな参加をさせてもらうと、これに今現在働きかけておるんですわ。というのは、もう大人になって、今おっしゃったように、何%雇用やで、これは法律上罰金やでとやってみても、双方の理解が十分いっていないと、なかなか雇用も大きな壁があることは事実なんです。  それで、今申し上げましたように、小さい子どもさんの間から健常者と障害者とのこの触れ合いというものの機会を深めていくということに重点をおいていきたいなと。  以上、市役所の雇用は、努力はしておるんだが、なかなか目標値まではいっていない。もう一つは、いろいろ組織体系は作っていく、しかし、それのもっと根源的なものは、対症療法ばかりやっておっても何かずれがありますから、小さい子どもさんのときからいろんな角度で健常者と交流を図っていくという、これを今広めくべく努力をしております。  以上です。 ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)  障害者の方がいろんな職に就くことによってメリットがあると、改正されてできたんですわ。その辺を事業者の方がまだまだご存じないんです。例えば、1年間で初めて雇用した場合に企業に100万円の奨励金を出しますよとか、それから雇用助成が1件で60万円から始まって135万円まで拡充されますよとか、いろんなものがあるわけです。そしてまた、雇用前にトライアル雇用といって、本採用するまでに試験的に訓練してくださいというふうな雇用をしても、今言うようにその障害者の方、訓練を受ける方も1カ月に10万円いただけるんですね。そして事業者も月に5万円いただける、そのような制度があることすら知らない事業者がたくさんおるんですわ。それで私、言ったんです、ハローワークへ行ってね。どないなってますのと、そんなら1人だけ担当者が言っていましたわ。なかなかそこまで事業者に情報を徹底できていないのが現実なんです。できたら、市のほうと協力してこのようなことを事業者に伝えていただいて、実際に事業者で働いている障害者の軽作業がおますわな、こうして、今言うように健常者とかわらんだけの仕事をしてまっせということの情報をずっとつくっていただいたり集めていただいて、そしてその情報を各事業所に配っていただいて情報を伝えていくというようなことをしていただきたいというふうなことを言っている。それはもうすばらしいことやと思うので、そういうような方向で何とか努力していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。これはもうこれで終わります。  次に、教育長、ちょっとお聞きしたいんですけども、実際現場でそういうふうに遭遇されているいじめとかいろんな問題がありますわ。突発的にキレる子もおると思うんです。おらないことはないと思うんですけど、そういうふうな子を先生に対してどのように教育長として指導されているのか、これが1点。  それから、先生が児童・生徒とのかかわりで大事な条件ってあると思うんですよね、その辺と。  そして、もう一点は、なぜ普通の子どもがささいなことで突然キレてしまうのかということを今いろいろ問題提起があると思うんです。その辺、ちょっと答えていただけますか。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  指導に関しましては、粘り強くそのことを1対1でとにかく話をしたり、また親御さんを交えて粘り強く話をしているというのが実態でございます。  それから、大事な条件と言われましたか、起こる条件でしょうか。指導の方法と言われましたか。 ○5番(沖田宏一議員)  そういうなんで遭遇される先生がいてますわな。どのような形で教育長として話にのってあげているのかということです。また指導されているのかということです。 ○教育長(苅尾昌典君)  今言いましたように、あくまであきらめてはいけない、粘り強くその子の家庭状況、あるいは気持ちを聞いてやれというようなカウンセラーを中心としたそういうカウンセリングマインド的な指導を重視しております。そういう子どもについては。  それから、2つ目の直すための大事な条件と受けとったんですけども。 ○5番(沖田宏一議員)  いや違う、児童・生徒とのかかわりの中でね。要するに子どもさんとのかかわりの中で、先生が大事な条件は、教育方法の大事な条件というのは。 ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員、簡単に言っていただく部分はいいんですけども、座ったままでの長い話はちょっとご遠慮いただきたいと思います。
     それでは、改めて、5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)  もう一度じゃあ言います。  1点目の現場で悩んでいる先生方に対して、どういう形で指導されているんかということですね。要するにいろんな形態があると思うんすね。だから、教育長として、今までの経験から指導されておると思うんですけども、その辺をお聞きしたいというのが1点です。  先生が児童に対していろんな今キレる子、いろんな問題がある子がおるんですけれども、そのかかわりの中で先生が大事な条件があると思うんですよね、基本的な。それはどういうことですかと、これは2点目やな。  なぜ普通の子どもがささいなことで突然キレるのかということを分析されていますかと、されているんやったらどういうふうにされていますかということを聞いています。よろしく。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  指導方法につきましては、先ほど申しましたように、これは粘り強くカウンセリング的な発想で話をしながら子どもの気持ちを聞いてやってくれという指導方法を中心に言っております。  それから、そういうキレる子たち、あるいはなぜかという2つ目と3つ目の話を一緒にしまして、やっぱり私は学校で、あるいは小さいときから学習内容がわからんかったり、僕にもわからしてくれや、僕のこともわかってくれやというその子どもの気持ちがまだ伝わってないように思います。その答え、算数なら算数の答えが勉強がわからないまま上級学年にきているから学校がおもしろくない、勉強がおもしろくない、言っていることが先生が憎たらしい、そういう精神的なだんだん荒廃によりまして、荒れる生徒、キレる生徒が出てきているものと私の経験から思いますので、やっぱり学習においてわからせてやる、そういう学校での工夫、それも大切であると、今そういう面で取り組んでおります。まだ他にもいわゆるストレスの解消方法やとか、あるいは精神的に治療するのにはどうしたらいいか、これはまた指導者の問題になりますけども、そういう面で学校にも指導し、研修を積んでおります。  以上です。 ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)  3点目の何で普通の子どもがささいなことでキレるのかということを分析されていますかということを私は聞いたと思います。答えましたか。答えてないと思うんやけどな。  学校内だけで問題が解決されると私は思わへんのやけれども、そういうようなときに外部との連絡が必要であるとか、どのような連携で解決されているのかなと。先生だけで対応できひんことがありますね、問題が。大きな問題があったときに、そのような連携、どこまでいっている、市長までいっているのか。例えば、そんなんでどのような形で今言う連携をつないでいっているんやということをお聞きしておきたい。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  議員がおっしゃいますその連携というのは、市役所内の連携というよりも、私どもはいわゆる関係機関との連携、つまり警察の青少年課とか、それから育成センターだとか、あるいは児童相談所とか、そういうところの連携でもって、いわゆる総合力でもってその子のキレる状態、あるいは生活状態を分析して、コントロールの仕方やとか、あるいは生活ノートに書いておるその子の悩みだとか、そういうことの話をしながら進めていっております。  市役所内で、これは福祉の、あるいは副市長、市長に言うというそういう連携も大きな事件の場合はありますけども、普通我々学校あるいは教育会では、連携というのはそういう関係機関との連携のことを言われているんだと思っております。 ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)  続いて、教育長は今言ういろんな教育に対して問題がたくさんありますわ。そんな中で、子どもさんの両親に対して何を求め、これから伝えていったらいいのかということが1点。それと、先生、子ども、両親の関係は、この3つの関係はどうあるべきか、また何が大切か。この2点をちょっと聞かせてください。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  両親との関係、やはりこれは信頼関係だと思います。例えば、うちのお父ちゃん、適当なことばかりいって、スピード違反したって、ちょっと言葉悪いですけども、「〇〇〇〇〇〇わしのだけ引っかけやがった」とか、そういうことを絶対子どもの前で言わないようにしていただく、お父ちゃんは立派やな、失敗してもやっぱり悪かったなと思っているなと、こういう家庭内の雰囲気、両親の信頼関係が子どもをやっぱり育てるんじゃないかなと、そういうことが一番大切じゃないかと思っております。 ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員、少し待ってください。  先ほどの教育長の「〇〇〇〇〇」、そういう言葉、ちょっと気になりますので、取り消しということでよろしいですか。 ○教育長(苅尾昌典君)  申し訳ございません。取り消してください。 ○議長(角田 勝議員)  皆さん、よろしいですか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)  2点目の先生、子ども、両親の関係はどうあるべきか。先生と子ども、またそこの両親との関係はどうあるべきか。また何がその今三者の中で大切なのか。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(苅尾昌典君)  先生と子どもと両親の関係でございますか。それはもうやっぱり申しましたように、私は信頼だと思います。それ以外のものはない。  以上です。 ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)  端的でよくわかりましたけど、わかったようなわからんような答弁やったように思うんですけども、私、思うんですが、私が子どもの時分のことを思い出して言いますけどね。まず一番大事なのは、先生が生徒から好かれることが一番大事じゃないかなと、こういうように思うんですけどね。また、生徒が先生を好きだと思えるような先生というのが、私、子どもの時分に思うんですけどね。また、生徒の両親から先生が好かれているというふうな先生のその振る舞い、またコミュニケーション、そういうふうなことを根本に置きながら、今言うように、先生という職務を全うしていく。そこに今教育長が言われた信頼関係ですか、そのようなものが細いのが太くなっていくと、このように思います。私の思いですけどね。  市長、ちょっと最後に。先生は、生徒に対して知識を与え教えることができても生徒に対する指導ができない先生が増えていると言われています。市長は、8万3千人のリーダーであり、人生のエキスパートだと私は思っております。人間教育を指導していける完成された人権を備えておられるのが市長である、このように私は思っているんです。本市の全教師のよき先輩として、月1回から2回、できたら1時間から2時間、対話をする時間を持っていただきたい。そして、今言う先生の能力の開発をしていただきたい、このように思うんですけども、市長、どうでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(西田正則君)  今、教育長から親と子ども、子どもと先生、すべて信頼関係が大事やと、おっしゃったとおりでございまして、学校の先生と市のほうも十分連携を取れと、1時間でも2時間でも、十分特定の人にはちょこちょこ冗談半分のコミュニケーションはやっておるんですが、また一遍おっしゃったご意見を十分そしゃくしまして、やり方を考えます。どうもありがとうございます。 ○議長(角田 勝議員)  5番沖田宏一議員。 ○5番(沖田宏一議員)  よろしくお願いいたしまして、終わります。 ○議長(角田 勝議員)  以上で本日の日程は終了いたしました。  なお、次の本会議は、明日12月18日午前10時より開議いたしますので、よろしくお願いいたします。                  散 会 宣 告 ○議長(角田 勝議員)  本日は、これをもって散会いたします。  皆様、疲れさまでした。              散   会  午後 2時14分  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
     平成21年12月17日                     たつの市議会議長  角 田   勝                     会議録署名議員   竹 内   豊                     会議録署名議員   井 上   仁...